玉手箱受検者の中には、ボロボロの点数を取ってしまったと思っている人もいるでしょう。
しかし、玉手箱はボロボロでも通過する可能性があるWEBテスト(適性検査)です。
※「玉手箱とは?対策方法や試験の特徴は?対策いらない?完全解説で就活生・社会人必見!」もぜひ参考にしてください。
本記事では玉手箱を今までに100回以上も受検・日本トップクラスに玉手箱を熟知している私アキラが、玉手箱はボロボロでも通過する可能性がある3つの理由について解説していきます。
また、玉手箱がボロボロにならないためのコツも合わせて解説していきます。
玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば玉手箱でボロボロになることはなく、限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上もの玉手箱受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
玉手箱がボロボロになる受検者は多い
まず前提の話になりますが、玉手箱がボロボロになってしまう受検者は非常に多いです。
玉手箱がボロボロになる理由は玉手箱が難しいからということになるのですが、玉手箱が難しいと言われている理由は主に以下の3つです。
- 試験時間が短いから
- 表の空欄の推測が難しいから
- 論理的読解のBとCの違いが曖昧だから
※それぞれの詳細については「玉手箱は難しいので要注意!3時間の勉強で通過する極秘裏ワザをご紹介」をご覧ください。
以上3つの中でも、特に1つ目と2つ目は多くの玉手箱受検者が苦戦するポイントなのでご注意ください。
まず1つ目の「試験時間が短いから」ですが、玉手箱は科目問わず、すべての問題を解こうとすると1問にかけられる時間は1分もないことがほとんどです。
※玉手箱の試験時間については「玉手箱の所要・試験時間と問題数を科目別に解説!サンプル問題付き」をご覧ください。
特に計数で出題される四則逆算という科目は、すべての問題を解こうとすると1問あたり約10秒で回答しなければなりません。
※「玉手箱の計数理解(非言語・数学)のコツ!終わらない人続出?例題・練習問題と解答付き!」もぜひ参考にしてください。
四則逆算の例題は以下です。
【例題】
□に入る数値として正しいものを、選択肢の中から1つ選びなさい。
25×21=□÷2.4
- 1260
- 1440
- 1560
- 1680
- 1720
【解答&解説】
□=(25×21)×2.4=525×2.4=1260・・・(答)となります。
※「玉手箱の四則逆算・四則演算とは?練習問題とコツ!時間足りない人は?ボーダーは?」もぜひ合わせてご覧ください。
玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人は必ず事前に勉強・対策をするようにしましょう。
そして、2つ目の「表の空欄の推測が難しいから」ですが、玉手箱の計数では表の空欄の推測という科目が出題される場合があります。
表の空欄の推測はかなり特殊な問題で、解き方のパターンを把握していないと解けない問題もたくさん出題されます。例題は以下です。
※「玉手箱の問題・例題を全科目紹介!練習問題も無料!どんな問題か知りたい人必見」もぜひ参考にしてください。
【例題】
ある部品メーカーが製品3種類をトラックに積むとき、いくつまで積めるかをまとめている。
<最大積載量>
単位:個 | パターンA | パターンB | パターンC | パターンD | パターンE |
---|---|---|---|---|---|
部品X | 60 | 42 | 36 | 30 | ? |
部品Y | 0 | 24 | 0 | 20 | 12 |
部品Z | 0 | 0 | 40 | 25 | 40 |
パターンEのとき、部品Xは何個まで積めると推測できるか。
- 16個
- 20個
- 24個
- 27個
- 32個
【解答&解説】
YとZがXの何個分に相当するかを考えます。
Aに注目すると、Xだけの場合は60個積めることがわかります。
一方でBは、Xが18個減ればYは24個積めることになります。
すなわち、Xの18個分とYの24個分は同じであるということがわかります。
したがって、1個あたりで比較すると、18÷24=3/4なので、YはXの3/4倍であることがわかります。
同様にAとCを比較すると、Xが24個減ればZは40個増やすことができます。
すなわち、24÷40=3/5なので、ZはXの3/5倍となります。
以上のことを踏まえてEを考えていきます。
Yは12個なので、Xに換算すると12 × 3/4=9[個分]となります。
同様に考えて、Zは40 × 3/5=24[個分]となります。
Aより、Xだけでは60個積めるはずなので、残りは60-(9+24)=27[個]・・・(答)となります。
玉手箱を受検予定の人は表の空欄の推測も必ず対策しておきましょう。
※「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」もぜひ合わせてご覧ください。
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玉手箱はボロボロでも通過する可能性がある3つの理由
本記事のタイトルでも述べた通り、玉手箱はボロボロでも通過する可能性があります。
その理由は以下の3つです。
- ボーダーが高くないケースが多いから
- 他の受検者もボロボロの可能性があるから
- 性格検査の結果を重視する企業もあるから
それぞれについて詳しく解説していきます。
ボーダーが高くないケースが多いから
上記でも解説した通り、玉手箱は難しいWEBテスト(適性検査)なので、ボーダーを8割など高めに設定している企業はほとんどありません。
多くの企業のボーダーラインは4〜5割程度であると推測されます。
※「玉手箱のボーダー・合格ラインは?正答率目安・何割取ればOK?コンサル業界・中途は?」もぜひ合わせてご覧ください。
また、玉手箱はすべて選択式の問題なので、わからない問題を勘で回答したとしても正解する可能性が大いにあります。
※玉手箱では誤謬率が計測されないので、わからない問題にも必ず勘で回答するようにしましょう。詳しくは「玉手箱で誤謬率は計測されない!わからない問題は適当に埋めるでOK!」をご覧ください。
以上2つの理由から自分ではボロボロの手応えだったとしても、意外と4割程度の点数は取れており、玉手箱が通過するというケースはあります。
※玉手箱で4割取る方法については「玉手箱は4割で通過する?4割取るためのポイントを科目別に解説」にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
他の受検者もボロボロの可能性があるから
玉手箱が難しいと感じるのはあなただけではありません。他の多くの受検者も難しいと感じています。
実際に本サイトでは玉手箱を受検したことのある就活生・社会人340人を対象に「玉手箱の手応え」についてアンケート調査を取りましたが、玉手箱を難しいと感じた人は7割近くにも及んでいます。
なので、玉手箱の手応えがボロボロだったとしても、他の受検者も同様にボロボロの可能性が全然あります。
他の受検者の点数と比べた結果、自分の点数が他の受検者より数点でも上だった場合でも通過する可能性があるので、一概にボロボロ=確実に落ちるとは言えません。
性格検査の結果を重視する企業もあるから
玉手箱では受検者の学力を測定する能力検査だけでなく、受検者の性格の特徴や思考の傾向などを測定する性格検査も用意されています。
※「玉手箱の性格検査・パーソナリティとは?落ちる?時間は20分?例題や問題内容を無料で紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
企業によっては能力検査の結果よりも性格検査の結果を重視するところもあります。
その場合、能力検査の結果がボロボロだったとしても、性格検査の結果がその企業の社風や求める人物像とマッチしていれば、通過する可能性は高いです。
玉手箱の性格検査では以下のような質問が用意されていますが、基本的には直感に従って回答していけば良いだけなので、対策は特に必要ありません。
【例題】
1問ごとに4つの質問文があります。その中で、自分に最も近いと思うものを1〜4の中から1つ選びなさい。また、自分から最も遠いと思うものも1〜4の中から1つ選びなさい。
(設問1)
- 諦めが悪い方である
- 色々なことに挑戦する
- 失敗したときに自分の責任だと思う
- 感情が表に出やすい方である
(設問2)
- 人の意見を気にして動く
- 人と対立してもかまわない
- 人とすぐに打ち解ける方である
- 何事についても疑り深い
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玉手箱がボロボロにならないためにやるべきこと
最後に、玉手箱がボロボロにならないためにやるべきことをご紹介していきます。
まず前提として、玉手箱を選考フローに導入している企業の多くは以下の科目の組み合わせを採用しているケースが多いです。
- 計数(図表の読み取り)+言語(論理的読解)+性格検査
- 計数(四則逆算)+言語(趣旨判断)+性格検査
- 計数(表の空欄推測)+言語(論理的読解)+性格検査
※詳しくは「玉手箱の種類・パターン12個の内容をすべてご紹介!よくある組み合わせは?」をご覧ください。
英語を出題する企業はほとんどないので、英語の対策は基本的には不要です。
※「玉手箱の英語は難しいので無理?答えはある?翻訳アプリや過去問・ボーダーは?完全解説!」もぜひ合わせてご覧ください。
また、先ほども解説した通り、性格検査の対策も基本的には不要です。
つまり、玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人は
- 図表の読み取り
- 四則逆算
- 表の空欄の推測
- 論理的読解
- 趣旨判断
の5科目のみを対策すれば問題ありません。
もっと言うと、趣旨判断の出題頻度はその他4科目と比較するとかなり低いので、時間があまりない人は趣旨判断の対策は割愛しても問題ありません。
※詳しくは「玉手箱の趣旨判定のコツは?趣旨把握との違いも例題で解説」をご覧ください。
というわけでここからは、
- 図表の読み取り
- 四則逆算
- 表の空欄の推測
- 論理的読解
のコツや解き方のポイントを解説していきます。
図表の読み取り
まずは図表の読み取りからです。
図表の読み取りは与えられた図表をもとにして必要な情報を読み取り、用意された設問に答える問題です。
例題は以下の通りです。
【例題】
図表を見て次の問いに答えなさい。
単位:トン | 明石ダコの水揚げ高 |
---|---|
2013年 | 1095 |
2014年 | 1064 |
2015年 | 1046 |
2016年 | 710 |
2017年 | 768 |
2018年 | 318 |
2015年の水揚げ高を100とすると、2018年の水揚げ高はいくらにあたるか。最も近いものを、以下の選択肢から1つ選びなさい。
- 29.3
- 30.4
- 31.7
- 33.5
- 35.7
【解答&解説】
2015年は1046トン、2018年は318トンなので、2015年を100とし、2018年をAとした場合、以下の比の式が成り立ちます。
1046:318=100:A
内項の積=外項の積より、318×100=1046 × Aとなるので、A=31800÷1046=30.4015・・・が求まります。
したがって、最も近いのは30.4・・・(答)です。
図表の読み取りの解き方のコツは以下の3つです。
- わからない問題は時間をかけずに勘で回答する
- 余計な情報に惑わされないようにする
- 問題を解くために必要な公式を覚える
それぞれの詳細は「玉手箱の図表の読み取りとは?ボーダーやコツは?時間足りない場合は?練習問題付き」で解説しているので、ぜひご覧ください。
四則逆算・表の空欄の推測
四則逆算のコツは以下の4つです。
- 序盤の問題は時間をかけずに解く
- 割り切れる分数は小数に変換する
- 11×11〜19×19までの計算結果を暗記する
- 混乱した場合は勘で回答して次の問題に進む
それぞれの詳細は「玉手箱の四則逆算・四則演算とは?練習問題とコツ!時間足りない人は?ボーダーは?」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
また、表の空欄の推測のコツは以下の2つです。
- 空欄の項目と連動する項目を見つける
- 計算しやすい数値を使う
それぞれの詳細は「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」をご覧ください。
論理的読解
論理的読解は600文字程度の長文を読み、設問文が論理的に正しいかどうかを判断する問題です。
【例題】
次の文章を読み、各設問文についてA、B、Cのいずれかにあたるか答えなさい。
われわれは「砂漢化」という言葉から、流砂に飲み込まれる映画シーンや、砂嵐にわれるシルクロードの遺跡といった、建物や都市が砂に理まる光景をついイメージしてしまう。しかし、それは大きな誤解である。国連の「砂漢化対処条約」で定義されているように、「砂漢化」とは主に乾燥地域における気候変動や人問の活動などによる土地の劣化のことを指している。植物や作物の生育が低下して生産能力が減少した土地がパッチ状に現れ、それぞれが次第につながって拡大していくのか際の砂漢化現象なのである。砂漠自体が拡大・縮小することがあっても予測の範囲内で、砂漢化によって世界各地の都市まで砂に埋もれるような危機にさらされているわけではない。
つまり、砂漠化が最初に起こるのは砂漠の中でも周辺でもない。砂漢からかなリ離れた半乾燥地や半湿潤地の農地から始まるのである。砂丘が畑を飲み込んで前進するようなことはほとんどない。まばらに点在する劣化した土地が徐々に広がって増えていき、それが地域住民の飢餓や貧困へと結びついていくのだ。
砂漠化が進行するにつれ、既存の植物の生息地や生物の多様性が失われるだけではない。生態系の構造や機能が劣化することで、植生の質に影を及ぼす場合もある。現存量はほとんど変化しなくても、より乾燥した環境に適応した植物へと種組成が質的に変化することもあるのである。
出典:『史上最強 玉手箱&C-GAB 超実戦問題集』
A:文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。
B:文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。
C:問題文の内容だけからでは、設問文は論理的に導けない。
(1)砂漠自体が拡大することによって砂漠化が始まるわけではない。
(2)砂漠化が進む周辺地域で流砂や砂嵐を見ることはあまりない。
(3)砂漠化とは、世界中すべての地域で起こりうる現象である。
(4)砂漠化が進むにつれ、植物の現存量は減少する一方である。
【解答&解説】
(1)正解はAです。文中に「砂漠化が最初に起こるのは砂漠の中でも周辺でもない。砂漢からかなリ離れた半乾燥地や半湿潤地の農地から始まるのである」と記載があります。
(2)正解はCです。設問文の内容は本文には記載されていません。
(3)正解はBです。文中に「主に乾燥地域における」とあるので、世界中すべての地域で起こりうる現象ではありません。
(4)正解はBです。文中に「現存量はほとんど変化しなくても、より乾燥した環境に適応した植物へと種組成が質的に変化することもある」と記載があります。
玉手箱の論理的読解のコツは以下の3つです。
- 選択肢A〜Cの意味を事前に理解しておく
- 設問文を先に読む癖を付ける
- 時間を意識しながらわからない問題は勘で回答する
それぞれの詳細は「玉手箱の論理的読解のコツは?具体例で解説!練習問題付き」をご覧ください。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回は玉手箱はボロボロでも通過するのかについて解説していきました。
結論、ボロボロでも通過する可能性はありますが、しっかりと点数を取れるにこしたことはありません。
玉手箱を受検予定の人は事前に勉強・対策をした上で本番に臨みましょう。