玉手箱では能力検査だけでなく性格検査(パーソナリティテスト)も用意されています。
※「玉手箱とは?対策方法や試験の特徴は?対策いらない?完全解説で就活生・社会人必見!」もぜひ参考にしてください。
後ほど詳しく解説しますが、性格検査(パーソナリティテスト)は受検者の性格の特徴や思考の傾向を測定する科目です。
本記事では、玉手箱の受検回数=100回以上・日本で一番玉手箱に詳しい私アキラが、玉手箱の性格検査(パーソナリティテスト)とは何かについて解説した後、落ちることはあるのかや制限時間・例題や問題内容などについて無料で完全解説していきます。
玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までお読みください。
ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば玉手箱の練習サイト・対策サイトを使う必要すらありません。
これは私が100回以上もの玉手箱受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
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玉手箱の性格検査・パーソナリティとは?例題・問題内容を無料で紹介
冒頭でも解説した通り、玉手箱の性格検査(パーソナリティテスト)は受検者の性格の特徴や思考の傾向が社風とマッチしているかを測定するための科目です。
性格検査は玉手箱だけでなく、SPIやTG-WEB、CUBICなど他のWEBテスト(適性検査)でも導入されています。
※「玉手箱とSPIの違いは?どっちから勉強?対策本や見分け方・難易度も解説!どっちが難しい?解答集は?」もぜひ参考にしてください。
玉手箱における性格検査には本格版と簡易版があり、それぞれ「性格(パーソナリティ)」と「意欲(モチベーションリソース)」の2種類に分かれています。
「性格(パーソナリティ)」は受検者がどんなパーソナリティなのかを測定する試験で、「意欲(モチベーションリソース)」は受検者がどんなときに仕事のモチベーションが上がるかを測定する試験です。
玉手箱の性格検査には回答の制限時間がありませんが、本格版では「標準回答時間(=回答時間の目安のようなもの)」が示されます。
性格 | 意欲 | |
---|---|---|
本格版 | 68問・標準回答時間=約20分 | 36問・標準回答時間=約15分 |
簡易版 | 30問 | 36問または48問(24問×2セット) |
基本的に、能力検査(言語や計数など)と組み合わせて行われるのは本格版で、簡易版は性格検査のみを実施(能力検査の実施はなし)する場合に使われます。
※「玉手箱の言語のコツは?練習問題・解答も!おかしい・難しいという声もご紹介」もぜひ参考にしてください。
中には「意欲(モチベーションリソース)」を出題せず「性格(パーソナリティ)」のみを出題する企業もあります。
「性格(パーソナリティ)」と「意欲(モチベーションリソース)」の例題(問題内容)は以下の通りです。
※「玉手箱の問題・例題を全科目紹介!練習問題も無料!どんな問題か知りたい人必見」もぜひ参考にしてください。
【性格(パーソナリティ)の例題】
1問ごとに4つの質問文があります。その中で、自分に最も近いと思うものを1〜4の中から1つ選びなさい。また、自分から最も遠いと思うものも1〜4の中から1つ選びなさい。
(設問1)
- 交渉事が好きだ
- 冗談を言うのが好きだ
- 控えめな方だ
- 尊敬する芸術家が何人かいる
(設問2)
- 知的好奇心が強い方だ
- 人の相談に乗ることが多い方だ
- 面白い案が浮かぶ方だ
- 変化を好む
【意欲(モチベーションリソース)の例題】
1問ごとに4つの仕事環境に関する質問文があります。あなたの日常の仕事場面を想定し、自分が最も重視するものを1〜4の中から1つ選びなさい。また、最も重視しないものも1〜4の中から1つ選びなさい。
(設問1)
- 仕事量が多い
- 地位の重要性がある
- 社会の秩序を守る
- 大きな目標を持つ
(設問2)
- 金銭的に豊かである
- 調和を重んじる
- 競争をあおる
- 自主性を発揮する
玉手箱の性格検査は落ちることがある?
結論から申し上げると、玉手箱の性格検査が原因で落ちることはあるのでご注意ください。
多くの企業は能力検査と性格検査の両方を導入しています。
能力検査の結果が良かったとしても、性格検査の結果がその企業の社風や求める人物像とマッチしない場合は性格検査の結果が原因で落ちることもあります。
中には能力検査の結果をあまり重要視しない企業もあるので、そんな企業の場合はより一層 能力検査の結果が重要となります。
かといって、玉手箱の能力検査の対策をなおざりにするのはやめましょう。
玉手箱の能力検査は他のWEBテスト(適性検査)と比較しても難しいので、高得点を取るためには事前の勉強・対策が必須です。
※「玉手箱は難しいので要注意!3時間の勉強で通過する極秘裏ワザをご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人は能力検査の対策をしっかりと行なった上で本番の試験に臨みましょう。
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玉手箱の性格検査の結果はいつわかる?
玉手箱はネット(PC)から受検する適性検査なので、玉手箱の受検完了後は能力検査・性格検査ともに採点が自動で即実施され、採点結果は数秒で出ます。
したがって、「玉手箱の性格検査の結果はいつわかるのか?」という疑問に対する回答としては「玉手箱の受検完了後、即わかる」となります。
しかし、性格検査の結果詳細を見れるのは基本的に企業の担当者や人事のみです。受検者本人が性格検査の結果詳細を知ることは基本的にできません。
※「玉手箱の結果はいつわかる?見方は?使い回し可能?すべて解説!」もぜひ参考にしてください。
ちなみにですが、ネット上には以下のような玉手箱の結果表(サンプル)が落ちていたので、本記事ではそれをご紹介しておきます。
左側が能力検査の結果が、右側には性格検査の結果が記載されています。
玉手箱の能力検査では言語・計数・英語が用意されていますが、玉手箱の結果表では各科目が何点だったのかが記載されていると推測されます。
※各科目の詳細については「玉手箱の種類・パターン12個の内容をすべてご紹介!よくある組み合わせは?」をご覧ください。
性格検査に関しては受検者の思考性や性格の特徴や傾向が一覧で記載されていると推測されます。
玉手箱の性格検査で矛盾した回答はしてもOK?自分を良く見せるのはNG?
企業の求める人物像やその企業の社風を考えすぎるあまり、性格検査で自分の本来の性格とは異なる回答ばかりして自分を良く見せることは、おすすめできません。
自分の本来の性格とは異なる回答ばかりしてしまうと、矛盾した回答をたくさんしてしまうというリスクもあります。
玉手箱に限らずですが、ほとんどのWEBテスト(適性検査)の性格検査では矛盾した回答が多いとその旨が企業に知らされる仕組みになっているのでご注意ください。
※「玉手箱とWEBテスト・適性検査の違いとは?対策方法や例題・問題集もご紹介!」もぜひ参考にしてください。
自分を良く見せた結果、性格検査の結果は好成績だったとしても、その後の面接や入社後 実際に働くことになった際に、自分の本来の性格との違いが判明して自分自身が苦しむことになるケースも多いのでご注意ください。
企業の求める人物像に近づく努力をすることも大切ではありますが、自分の個性や信念などを偽ってまで、理想な人物を演じる必要は全くありません。
選考の合否は性格検査の結果だけでなく、能力検査や面接・ES(エントリーシート)や職務経歴書の内容なども合わせた総合的な判断のもと行われます。
性格検査はあくまでも「自分を知ってもらうこと」を考えましょう。
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玉手箱の性格検査は練習・対策が必要?
玉手箱の性格検査は用意された質問に直感に従って回答しても問題ありません。
なので、玉手箱の対策に時間をかけられない人は性格検査の練習や対策はしなくても特に問題ありません。
しかし、性格検査にも一応対策方法は存在するので、念のためご紹介しておきます。
時間がある人はぜひ試してみてください。
性格検査の練習・対策方法は以下の3つです。
- 自己分析をする
- 志望企業が求める適性を知る
- 志望企業が求める適性を示すには、どんな回答をすればよいか考える
それぞれ詳しく解説します。
自己分析をする
「自己分析」という言葉は就活で頻繁に登場するので、聞いたことがない人はいないでしょう。
今は自己分析ができる本がたくさん販売されていますし、玉手箱の問題集や対策本にも性格検査の質問リストが掲載されていたりします。
※「玉手箱の対策本・問題集・参考書を全冊紹介!ダウンロードできる?おすすめは?ランキングも!」という記事もぜひ合わせてご覧ください。
まずは自分の気持ちに素直になって、あまり考えすぎずにそれらの本や問題集・対策本に取り組んでみましょう。
自己分析に使える筆者おすすめの本は『メモの魔力』と『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』です。
特に『メモの魔力』は多くの就活生が自己分析に使っているので、かなりおすすめです。
自己分析の結果から、自分の強みや弱み、企業の求める人物像との差などを知ることが可能になります。
志望企業が求める適性を知る
志望企業が求める適性や人物像は、募集要項や会社案内、企業の採用サイトなどから読み取ることが可能です。
例えばオリックス株式会社の採用サイトでは以下のように「オリックスが求める人材は?」というページが用意されており、オリックスが求める適性や人物像が詳しく記載されています。
自分が希望する職種があれば、その職種の仕事内容や働き方なども調べてみると良いでしょう。
孫子の兵法に出てくる有名な一節に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、戦い(=選考)に勝とうと思うのであれば、まずは敵(=企業)が求めているのはどのような適性を持った人材なのかを知る努力から始めましょう。
志望企業が求める適性を示すには、どんな回答をすればよいか考える
どのような適性が必要かわかったら、その適性があることを示すには、どの質問にどのように回答すればよいかを考えましょう。
「性格(パーソナリティ)」「意欲(モチベーションリソース)」ともに、それぞれの質問で何を測るかという「尺度」があります。
それぞれの尺度と、その尺度がどんな性格や特性を示しているのかという定義、その尺度を測る具体的な質問例は以下の通りです。
<性格(パーソナリティ)の質問例と尺度・定義>
質問例 | 尺度 | 定義 | 職種例 |
---|---|---|---|
人見知りはしない方だ | 外向的 | 人を楽しませることが好きな性格 | 接客 |
物事は人と相談しながら進める | 周囲への相談 | 人の意見を聞きながら物事を進めるのが好きな性格 | 総務 |
変化を好む | 変化への対応 | 変化を受け入れることが好きな性格 | 研究開発 |
前もって準備する | 計画性 | 物事を計画的に行うことを好む性格 | 人事・経理 |
物事の欠点や弱点にすぐ気づく方だ | 批判性 | 物事の欠点や矛盾に気づく性格 | 商品開発 |
怒っても顔に出さないことが多い | 精神安定性 | 自分の感情を表に出さない性格 | 接客 |
時間に正確な方だ | 時間厳守 | 時間に正確なことを好む正確 | プログラマー・エンジニア |
人の相談に乗ることが多い方だ | 面倒見のよさ | 人の面倒を見ることが好きな性格 | 人事 |
統計などのデータを扱うのが苦ではない | 数値志向 | データや数値に沿って考えるのが好きな性格 | 金融ディーラー・経営コンサルタント・経理・研究開発 |
論理的である | 論理的 | 論理的に考えることが好きな性格 | 経営コンサルタント・研究開発・プログラマー・エンジニア・商品開発 |
グループのまとめ役になることが多い | 指導力 | 人を指導することが好きな性格 | 人事 |
大勢の友達と過ごすことが多い | 友好的 | 大勢の人といることが好きな性格 | ツアーオペレーター |
控えめな方だ | 謙虚 | 人に対して謙虚に振る舞う性格 | ソーシャルワーカー |
体を動かすのが好きだ | 行動力 | 体を動かすことを好む性格 | 新規営業 |
負けず嫌いである | 競争心 | 人と競争を楽しむ性格 | 新規営業 |
物事を決めるのが早い方だ | 決断力 | すばやく決断することを好む性格 | 金融ディーラー |
すぐにリラックスできる | リラックス | 常にリラックスしている性格 | セールスエンジニア |
古い価値観を大切にする方だ | 保守的 | すでにある価値観を大事にする性格 | 会計・事務・窓口業務 |
物事がうまくいくかどうか常に心配になる | 心配性 | 物事がうまく進まないと心配になる性格 | セキュリティアナリスト |
常に絵や音楽を楽しむ | アート志向 | 美的なものを好む性格 | 宣伝広告・ウエディングプランナー |
機械を修理したり組み立てるのが楽しい | 作業志向 | 物を作ったり、直したりすることが好きな性格 | プログラマー・エンジニア |
何事にも自分の意見がある方だ | 独自性 | 自分独自で考え行動することが好きな性格 | 研究開発・商品開発 |
人を納得させるのが楽しい | 説得力 | 人を説得するのが好きな性格 | 経営コンサルタント・新規営業 |
悪口を言われても毅然と対応する方だ | 精神的タフさ | 人がどう評価しても気にならない性格 | 金融ディーラー・新規営業 |
細かいところも注意を払う | 緻密さ | 物事を正確に行うことを好む性格 | 経理・プログラマー・エンジニア |
人の性格を分析するのが楽しい | 人間志向 | 人の行動の動機や背景を考えるのが好きな性格 | 接客 |
創意工夫に富む | 創造性 | 新しい工夫をすることが好きな性格 | 商品開発・宣伝広告 |
悲観的になることはほとんどない | 楽観志向 | 物事を楽観的に考える性格 | 金融ディーラー |
目標は高く設定する方だ | 仕事志向 | 出世や昇進を好む性格 | 営業・経営企画 |
人前で自信を持って振る舞える | 社会性 | 大勢の前で話すことが好きな性格 | 経営コンサルタント・新規営業・人事 |
<意欲(モチベーションリソース)の質問例と尺度・定義>
プラスの質問例 | マイナスの質問例 | 尺度 | 定義 |
---|---|---|---|
地位の重要性がある | 上下関係があまり大きくない | 階層 | 階層によって待遇差が大きい |
安定した職に就く | 冒険的な仕事をする | 安定・快適 | 職場環境が安定かつ快適である |
失敗が許されない | 失敗しても責任が問われない | 失敗 | 失敗の責任を厳しき問われる |
仕事量が多い | プライベートの時間を確保する | 没頭 | 長時間の仕事に没頭する |
若くても昇進のチャンスがある | 昇進は年功序列で決まる | 昇進 | 実力によって昇進する |
年収が常に増えていく | 成績は年収に直接影響しない | 報酬 | 報酬が多い |
大きな目標を持つ | 目標が曖昧な仕事をする | 達成 | 高い目標を与えられる |
協力してする仕事が多い | 1人でする仕事が多い | 帰属 | 集団で仕事をする |
規範・規律を守る | 規律よりも現実性を重視する | 倫理 | 社会的倫理観を重視する |
自分で方向性を決める | すべて上司の指示に従う | 自主性 | 自分の裁量の幅が大きい |
競争が激しい | 自分のペースで進める | 競争 | 社員間の競争がある |
利益を出すことが重要だ | 利益を意識しない | 利潤 | 利潤を生み出す |
面白い仕事をする | 定型的な仕事をする | 興味 | 変化のある仕事をする |
新しい手法に挑戦する | 教えられた手法を守る | 柔軟性 | 仕事の手順を柔軟に変化できる |
成果をきちんと評価する | 評価を公表しない | 認知 | 上司や周囲が評価をする |
新しい知識を吸収できる | 学ぶ機会が少ない | 成長 | 能力開発につながる |
自分の指示に皆が従う | 権限を持たない | 権限 | 権限を与えられる |
仕事の速さが求められる | 落ち着いて仕事をする | 活力 | 複数の仕事をこなす環境を好む |
志望する企業や職種について、どの尺度が重要視されているかを事前に予想までできるとベストです。
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今回は玉手箱の性格検査とは何か・例題や問題内容・性格検査が原因で落ちることはあるのかなどについて解説していきました。
玉手箱の対策にあまり時間が取れない人は性格検査の対策よりも能力検査の対策を優先してください。