玉手箱の問題・例題を全科目紹介!練習問題も無料!どんな問題か知りたい人必見

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玉手箱を受検予定の人の中にはどんな問題が出題されるか気になっている人も多いでしょう。

後ほど例題をご紹介しますが、玉手箱は難しいWEBテスト(適性検査)なので事前の勉強・対策は必須です。

本記事では玉手箱を今までに100回以上受検してきた玉手箱マスターの私アキラが、玉手箱の問題・例題を科目別にご紹介していきます。

最後には練習問題も無料で掲載しているので、ぜひ解いてみてください。

ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上もの玉手箱受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

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玉手箱の問題・例題を全科目紹介!

まず前提として、玉手箱には以下12個の科目があり、それぞれの試験時間と問題数は以下の通りです。

科目試験時間問題数
論理的読解(言語)25分または15分52問または32問
趣旨判定(言語)10分32問
趣旨把握(言語)12分10問
四則逆算(計数)9分50問
図表の読み取り(計数)35分または15分40問または29問
表の空欄の推測(計数)35分または20分35問または20問
論理的読解(英語)10分24問
長文読解(英語)10分24問
パーソナリティ(性格検査・正式版)約20分68問
パーソナリティ(性格検査・簡易版)特になし30問
意欲(性格検査・正式版)約15分36問
意欲(性格検査・簡易版)特になし36問または48問

※詳細は「玉手箱の所要・試験時間と問題数を科目別に解説!サンプル問題付き」をご覧ください。

それぞれの問題・例題は以下の通りです。

論理的読解(言語)

玉手箱の言語で出題される論理的読解は与えられた長文を読み、設問文が論理的に正しいかどうかを判断する問題です。

※玉手箱の言語の詳細は「玉手箱の言語のコツは?練習問題・解答も!おかしい・難しいという声もご紹介」をご覧ください。

【例題】

次の文章を読み、各設問文についてA、B、Cのいずれかにあたるか答えなさい。

飛鳥・奈良の時代から大和言葉で歌われた「和歌」 は、『万葉集』や『古今和歌集』を含め、古代社会の産物といえる。貴族社会であった当時、貴族たちは自然への思いや恋愛感情など自分の心に感じることを表すために和歌を選び、平安時代に完成させた。その後、責族中心の古代社会が崩壊し、武士の時代 (鎌倉・室町時代)である中世社会に移り、和歌の担い手であった階層が力を失っていく。当然、それと共に和歌は衰退してもおかしくなかったが、和歌は変わらず受け継がれ、亡びることも縮小することもなかった。それどころか、かえって和歌を詠み親しむ階層が広がリ、それまで以上に大量の歌が作られているのだ。

中世社会で和歌の世界がさらに拡大したのは、幕府の意向や当時の仏教思想と結びつき、歌を詠むことが第一の教養とされ、修業や精神修養の役割も担うようになったことが大きな要因として挙げられる。和歌は文語表現の根源であり、物語や散文など数多くの文学作品のほか、演劇・美術・工芸といった文化領域とも幅広くかかわるため、理想的な基礎教育科目と見なされたのだ。特に、自ら歌を作ることで、その美的小世界に参加できるところが良かった。例えば、『源氏物語』に由来する和歌を作れば、この大長編を読破した証拠として自慢げに示せるのだ(たとえダイジェスト版であったとしても)。五・七・五・七・七の三十一文字の和歌で「みやび」の世界の一員となった実感を得られるのである。

この和歌の参加感を直接的に感じ取れるものとして、当時に流行したのが、複数人のリレー形式で和歌を詠み連ねる「連歌」(れんが)である。参加者は酒食を共にしながら濃密なひと時を過ごして人間関係を深めたという。

出典:『史上最強 玉手箱&C-GAB 超実戦問題集』

A:文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。

B:文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。

C:問題文の内容だけからでは、設問文は論理的に導けない。

(1)中世社会では、和歌は文学やその関連文化と関わるため、教育すべき教養と考えられていた。

(2)『源氏物語』の読破は、中世社会の人々には名誉あることだった。

(3)中世以降の日本文化の多様化に、和歌は大きな影響を及ぼした。

(4)中世社会では武士だけでなく一般庶民へも和歌の世界が拡大していった。

【解答&解説】

(1)正解はAです。本文に「歌を詠むことが第一の教養とされ、修業や精神修養の役割も担うようになったことが大きな要因として挙げられる。和歌は文語表現の根源であり、物語や散文など数多くの文学作品のほか、演劇・美術・工芸といった文化領域とも幅広くかかわるため、理想的な基礎教育科目と見なされたのだ」という記述があります。

(2)正解はAです。本文に「『源氏物語』に由来する和歌を作れば、この大長編を読破した証拠として自慢げに示せる」とあります。

(3)正解はCです。設問文の内容は本文のどこにも書かれていません。

(4)正解はCです。本文に「武士の時代 (鎌倉・室町時代)である中世社会に移り、〜和歌を詠み親しむ階層が広がり」とありますが、武士だけでなく一般庶民へも和歌の世界が拡大したとはどこにも記載がありません。

※「玉手箱の論理的読解のコツは?具体例で解説!練習問題付き」もぜひ参考にしてください。

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趣旨判定(言語)

玉手箱の言語で出題される趣旨判定は提示された長文に関する4つの設問をA・B・Cに振り分ける問題です。

【例題】

次の文章を読み、続く設問文についてそれぞれA、B、Cを判断して選びなさい。ただし、4つの設問文の中には、AとCにあてはまるものがいずれも1つ以上含まれています。

自己PRのもち数

演奏家がいくつ演奏可能曲をもっているかは演奏家によって異なる。少ないけれど解釈の深みが年とともに加わっていきその演奏家の魅力に転じてファンが増えることもあるし、はじめて演奏する曲をどう弾くのだろうか、という興味から会場に行ってファンになる人もいるだろう。演奏可能曲が多いほどファンの数が多いとは一概にいえないのである。

自己PRのレパートリーも、一つのパターンをどの企業でも使い回す場合と、逆に多くのバターンを企業や選考段階で使い分けていく場合がある。前者の強みは、場数を踏むほどに洗練されていき、インパクトが加わっていくことだ。一方、後者の場合は、先方が期待するものと合致する確率が高くなる期待がもてる。

どちらの作戦でゆくかは、その人のパーソナリティやこれまでやってきたことの幅によって決まるだろう。やってきたことの幅が広くて、弁が立つ人であれば、多くの自己PRのネタをもち、その場その場で臨機応変にアピールを変えるのは有効だし、可能だろう。逆に、どうしても自分が大学でやってきた研究に沿った仕事をやっていきたい、というような人は、自己PRのもち数は一つだけでよい。

A:筆者の趣旨(もっとも伝えたいこと)が述べられている。

B:筆者はそのことに触れているが、趣旨ではない。

C:この文章とは関係ないことが述べられている。

(1)状況に応じたパターンの使い分けと一つのぱtーあんの掘り下げのうち、自分に合った方法を選ぶとよい。

(2)やってきたことの幅が狭い人は同じパターンで自己PRするしかない。

(3)演奏家がファンをもつ方法には、複数のパターンがある。

(4)一つのパターンを洗練させることは、自己PRにおいて強みとなる。

【解答&解説】

(1)正解はAです。これが本文の趣旨となります。

(2)正解はCです。本文に「やってきたことの幅が広くて、弁が立つ人であれば、多くの自己PRのネタをもち、その場その場で臨機応変にアピールを変えるのは有効だ」と記載がありますが、逆に「幅が狭い人は同じパターンで自己PRするしかない」とはどこにも書かれていません。

(3)正解はBです。設問文の内容は第1段落に書かれていますが、趣旨ではありません。

(4)正解はBです。設問文の内容は第2段落に書かれていますが、(3)と同様に趣旨ではありません。

※「玉手箱の趣旨判定のコツは?趣旨把握との違いも例題で解説」もぜひ合わせてご覧ください。

趣旨把握(言語)

趣旨把握は提示された長文の趣旨(=筆者の訴えに最も近いもの)を4つの選択肢から選ぶ問題です。

1つの長文に対して設問は1つのみです。

しかし、近年は趣旨把握を出題する企業がほとんどないので、対策の優先度はかなり低いです。

【例題】

次の文章を読んで、筆者の訴えに最も近いものを選択肢の中から1つ選びなさい。

少子化自体については、私はべつに心配をする理由がないと思っている。子どもの分まで、元気になった女性が引き受けてくれるであろうからである。それよりも将来にかかわる問題は、子どもの教育であろう。そっちのほうが、人数の問題より、はるかに深刻であろう。

いまでは数少ない子どもを、体力にすぐれた栄養のいい女性が、徹底的に面倒をみている。これでは子どもも大変にちがいない。私が子どもだったころは、大人は食物の入手に忙しく、子どもにかまうどころではなかった。私の家では父親がなく、母親が医者だったから、子どもの私はもつばら外で遊んでいた。子どもたち同士で遊ぶ。いまでは少なくなったといわれる、年齢の異なった子どもたちの集団である。

年齢違いの子どもたちが集まって、日がな一日、遊んで暮らす。そのどこがいいか。一歳児を三歳児が、三歳児を五歳児が、五歳児を七歳児がというふうに、順送りに面倒をみる。そうして育つ子ども達のなかで、年上の連中は、自分がついこのあいだまでそうであった状態を、年下の子どもの面倒をみることによって再確認する。つまり学習でいうなら、復習するのである。さらに面倒をみてもらう年下の子たちは、少し発育の進んだ子どもと接することになる。これはすなわち予習である。異世代の子どもたちが団子になって遊ぶことの利点は、まさに発育の予習と復習を繰り返すこと、現代風にいうならフィードバックを繰り返しながら育つことである。

子どもたちだけで遊んでいるのは、親がつきっきりで面倒をみるのに比べたら、乱暴な育て方だ。いまではそう思っている母親が多いのではないかと思う。私はそれは逆ではないかと思う。子どもの集団のなかで育つほうが、じつは右に述べたように、ていねいに育っているのかもしれないのである。

出典:養老孟司『あなたの脳にはクセがある』
  1. 少子化については特に心配する必要はない。
  2. 子育てをきちんとしようとしない共同体のあり方に問題がある。
  3. 母親のみに子育ての責任がかかっている現状には問題がある。
  4. 子どもの教育のためには、子どもは子どもの集団の中で育った方が良い。

【解答&解説】

正解は4です。最終文に「子どもの集団のなかで育つほうが、じつは右に述べたように、ていねいに育っているのかもしれない」とあり、筆者の訴えに最も近いです。

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四則逆算(計数)

玉手箱の計数で出題される四則逆算は四則演算の計算問題です。

※玉手箱の計数の詳細は「玉手箱の計数理解(非言語・数学)のコツ!終わらない人続出?例題・練習問題と解答付き!」をご覧ください。

【例題】

□に入る数値を以下の選択肢から選びなさい。

□×0.15=27÷60

  • 0.9
  • 0.5
  • 0.3
  • 3
  • 5

【解答&解説】

□=(27÷60)÷0.15=0.45÷0.15=3・・・(答)となります。

※「玉手箱の四則逆算・四則演算とは?練習問題とコツ!時間足りない人は?ボーダーは?」もぜひ参考にしてください。

図表の読み取り(計数)

図表の読み取りは与えられた図や表をもとにして必要な情報を読み取り、用意された設問に答える問題です。

【例題】

図表を見て次の問いに答えなさい。

<防衛費の上位5ヶ国>

防衛費[百万ドル]1人あたりの防衛費[ドル]世界計に占める割合[%]GDPに占める割合[%]
アメリカ766,6062,27238.73.1
イギリス70,0291,0333.52.2
中国242,40917112.31.2
ロシア66,8574713.43.1
インド65,307483.41.9

イギリスの人口はおよそ何人か。最も近いものを、以下の選択肢から1つ選びなさい。

  • 4,500万人
  • 5,900万人
  • 6,800万人
  • 7,400万人
  • 7,600万人

【解答&解説】

表にはイギリスの防衛費と1人あたりの防衛費があるため、防衛費全体を1人あたりの防衛費を割れば人口が導き出せます。

計算をするときは、単位が異なっていることに注意します。

70,029,000,000÷1,033=67,791,868.34・・・となるので、正解は6,800万人・・・(答)です。

※「玉手箱の図表の読み取りとは?ボーダーやコツは?時間足りない場合は?練習問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。

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表の空欄の推測(計数)

表の空欄の推測は表の数値から法則性を見つけ、空欄に入る数値を推測する問題です。

【例題】

ある会社で、バーベキューの出席人数と費用を計算しています。

<バーベキューの出席人数と費用>

出席人数[人]510152025
費用[円]19,25035,50051,75068,000

25人出席したときの費用はいくらと推測できるか。

  • 83,250円
  • 84,250円
  • 85,500円
  • 86,750円
  • 88,500円

【解答&解説】

表では出席人数は5人ずつ増えており、費用は16,250円ずつ増えています。

25人なら、20人の費用68,000円に5人増える分の16,250円を足せばよいので、正解は68,000+16,250=84,250[円]・・・(答)となります。

※「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」もぜひ合わせてご覧ください。

バーベキュー

論理的読解(英語)

玉手箱の英語で出題される論理的読解は先ほどご紹介した言語の論理的読解の英語バージョンです。

※玉手箱の英語の詳細は「玉手箱の英語は難しいので無理?答えはある?翻訳アプリや過去問・ボーダーは?完全解説!」をご覧ください。

【例題】

Read the next and choose the best description for each of the question that follow.

Asia is home to roughly 4 billion people, but many countries in the region are failing to use their large populations to better propel economic growth.

At roughly 250 million people, Indonesia accounts for 40% of all ofASEAN’s population. It is the fourth-most populous nation on Earth. This is a huge potential for domestic demand, and precisely why many Japanese companies have expanded into Indonesia. But the country has not been able to fully use its population growth to its advantage.

The term “population bonus” describes a demographic breakdown in which the working-age population between 15 and 64 is greater than that of the children and the elderly. This is when a country can best make the most of its large labor pool and channel this subsequent income growth to boost domestic demand. Japan did exactly this following World War Il.

Indonesia’s population bonus phase began in the 1970s, and is forecast to continue until around 2030. But a look at the economic figures shows that the country is not fully utilizing this blessing.

Indonesia’s jobless rate has risen from less than 3% in the early 1990s to just above 6% today. More than 11% of its population lives in poverty.

Indonesia’s nominal gross domestic product has grown roughly 80% in the past five years, yet most people continue to struggle to make ends meet.

The biggest cause of this is the country’s failure to foster job-creating industries. The proportion of the unemployed who have completed high school or more advanced education was 46% in February 2013, up from the 42% in 2004.

A:The statement is patently TRUE or follow logically, given the information or opinions contained in the passage.

B:The statement is patently UNTRUE or the opposite follow logically, given the information or opinions contained in the passage.

C:YOU CANNOT SAY whether the statement is true or logically, without further information.

(1)Indonesia has about 250 million people, accounting for 40% of all of Asian population.

(2)Indonesia’s population bonus phase would be seen longer than that of Japan.

(3)Though Indonesia’s nominal gross domestic product has grown roughly 80% in the past five years, it has failed to foster job-creating industries.

【解答&解説】

英文の日本語訳は以下です。

アジアはおおよそ40億人の人が住むところだが、巨大な人口を経済成長の推進に役立てることができていない国もこの地域には多い。

おおよそ2億5000万人というインドネシアの人口は、全ASEAN(アセアン)の人口の40%を占める。世界で4番目に人口の多い国である。潜在的な内需が多く見込まれ、まさにこのおかげで多くの日本企業がインドネシアに進出してきたのである。しかし、この国は人口の成長を長所として十分に活用できずにきた。

人口の年齢分布によると、15歳から64歳までの生産年齢人口が、子供と高齢者の人口の合計をはるかに上回り、すなわち、『人口ボーナス』という表現が使われるゆえんである。このような分布を示す時は、国が膨大な労働力資源を最大限に生かすことで収入も増大し、内需を大幅に引き上げられる時期である。日本はまさに第二次世界大戦後にこれをうまく利用した。

インドネシアの人口ボーナス期は1970年代半ばに始まり、2030年頃まで続くと予測されている。しかし経済指標を見ると、この国はこの恩恵を十分に生かしていないことが分かる。インドネシアの失業率は1990年代前半の3%未満から、現在の6%を超えるところまで上がってきた。国民の11%以上が絶対的貧困の下で暮らしている。

インドネシアの名目GDPはここ5年でざっと80%成長したが、今なお大半の人たちが収支のやりくりに必死に取り組まないといけないままになっている。この最大の原因は、国が大量の雇用を生み出す産業を育てられなかったことにある。高卒以上の学歴を持つ人が失業者の中に占める割合は2004年の42%から上昇して、2013年の2月には46%となった。

選択肢A〜Cの日本語訳は以下です。

A:本文の情報または主張から、設問に書かれている内容は論理的に導けるか、明らかに正しい。

B:本文の情報または主張から、設問に書かれている内容は論理的に導くと本文と反対のことが書かれているか、明らかに間違っている。

C:さらに情報がなければ、 設問に書かれている内容が正しいか間違っているか、または論理的に導けるかどうかは言うことができない。

(1)正解はBです。設問文の日本語訳は「インドネシアは約2億5000万人の人口を抱え、全アジアの人口の40%を占めている。」です。

(2)正解はCです。設問文の日本語訳は「インドネシアの『人口ボーナス期』は日本の人口ボーナス期より長くなると見られている。」です。

(3)正解はAです。設問文の日本語訳は「インドネシアの名目GDPはここ5年でざっと80%成長しているが、大量の雇用を生み出す産業は育てられてなかった。」です。

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長文読解(英語)

長文読解は英語で記載された長文を読んで設問に答える問題です。

【例題】

次の文章を読み、続く設問の解答を3つの選択肢の中からすべて選びなさい。

If you walk around a town in Japan, you will notice that there are vending machines everywhere. That isn’t surprising considering that there are about 5.5 million vending machines in Japan, giving them the highest prominence rate in the world when calculating the population ratio. Of those, the number of machines specializing in beverage sales is about 2.56 million and one feature of these Japanese machines is that they don’t only sell cold drinks, but also hot drinks as well in one machine. You will also often see machines that have a selection of over 30 different products ranging from juice, soda, coffee, tea, Japanese tea, and hot soup all in one machine. The products they sell in addition to beverages are “limitless” with items such as ice cream, newspapers, paperback books, shrine charms, sweets and bread, fruit, vegetables, etc. Machines with unique features such as helping “customers” enjoy even seconds or tens of seconds spent at the machine by talking to the buyers are also being developed one after another.

Have you ever had the experience of standing in front of a vending machine, unable to decide and thinking, “Well, what should I buy…” ? A new innovation to relieve people from this kind of feeling is the latest vending machine with a function that recommends beverages that suit the buyers. They are being installed in areas centering on train stations in Tokyo.

By just standing in front of the vending machine, it will automatically determine your gender and age with a probability of more than 70% using a face recognition sensor at the top of the machine. A “recommended” mark is then indicated on select beverages based on the buyers attribute information, time of purchase, temperature, etc. For example, let’s say a woman in her 30’s is standing in front of the vending machine on a cold winter morning. Many women would probably consider buying something like hot tea, corn soup, or beauty drinks.

(1)Which of the following is true of the next?

  1. Japan there are about 5.5 million vending machines specializing in beverage sales.
  2. There are some vending machines that have a selection of over 30 different products such as newspapers, paperback books and shrine charms.
  3. Some vending machines will automatically determine your gender and age and tell you which to drink.

(2)According to the next, which of the following some vending machines in Japan undoubtedly sell you?

  1. fruites
  2. your attribute information
  3. beauty drinks

(3)Which of the following is true of Japan according to the text?

  1. If you walk around a town, you will find vending machines everywhere.
  2. More than 70% of all the vending machines have a face recognition sensor.
  3. Some vending machines will talk to you when you standing in front of them.

【解答&解説】

本文の日本語訳は以下です。

日本の町中を歩き回ると、いたるところに自動販売機があるのに気付くものだ。日本には約550万台の自動販売機があり、人口比率を計算すれば世界でも突出した数であり、驚くにはあたらない。これらの自動販売機のうち、飲料用専門の自動販売数は約256万台であり、こうした日本の自動販売機の特徴の1つとして、冷たい飲料だけでなく温かい飲料も同時に同じ1台の自動販売機の中で売っているということが挙げられる。ジュース、ソーダ、コーヒー、紅茶、日本茶、温かいスープが30種類以上、1台の中にひとまとめに入ている自動販売機もある。自動販売機がっている商品は飲料ばかりでなく、その品数は「無限」ともいえるほどで、アイスクリーム、新聞、文庫本、神社のお守り、お菓子とパン、果物、野菜などの商品も扱っている。自動販売機のところで過ごす数秒とか10秒といた時間さえ、話しかけることによって「お客様」が楽しめるようにした独特な特徴を持つ機械も次々と開発されている。

自動販売機の前に立ってどれを買えばよいのか決められず、「えーっと、どれにしたらいいんだろう?」と考え込んだ経験は今までにないだろうか。この手の感情から解放してくれる新たな発明品として、買い手に合た飲料を推薦してくれる機能の付いた最新式の自動販売機もある。東京では駅を中心とした地域にこうした自動販売機が導入されつつある。

このタイプの自動販売機の場合にはその前に立つだけで、自動販売機の最上部に取り付けられた顔認識センサーが働いて、70%以上の確率で自動的に性別と年齢を判断してくれるのだ。それから買い手の属性情報や購人時間や気温などに基づき、適した飲料のところに「おすすめ」のマークが表示される。例えば、30代の女性が寒い冬の朝に自動販売機の前に立ている場面を考えてみよう。多くの女性は、温かい紅茶やコーンスープ、美容飲料といたものを買うことを考えるだろう。

(1)正解は3です。設問文の日本語訳は「本文にあてはまるものは次のうちどれか」です。

各選択肢の日本語訳は以下です。

  1. 日本には飲料販売専用の自動販売機が約550万台ある。
  2. 新聞、文庫本、神社のお守りといった30を超える異なった商品をひとまとめに取り揃えている自動販売機もある。
  3. 自動販売機の中には性別や年齢を自動的に判断してどれを飲んだらいいかを教えてくれるものもある。

(2)正解は1と3です。設問文の日本語訳は「本文によると、日本にある自動販売機が間違いなく売っているものは以下のうちのどれか」です。

各選択肢の日本語訳は以下です。

  1. 果物
  2. あなたの属性情報
  3. 美容飲料

(3)正解は1と3です。設問文の日本語訳は「本文によると、日本にあてはまるものは以下のうちどれか」です。

各選択肢の日本語訳は以下です。

  1. 町中を歩き回ると、至るところに自動販売機があるのを見つけることになる。
  2. すべての自動販売機の70%以上に顔認識のセンサーがついている。
  3. 前に立つと話しかけてくる自動販売機もある。
自動販売機

性格検査

性格検査は受検者の思考の傾向や性格の特徴が社風とマッチしているかを測定する試験です。

玉手箱の性格検査には「性格(パーソナリティ)」と「意欲(モチベーションリソース)」の2種類があります。

それぞれの例題は以下です。

【性格(パーソナリティ)の例題】

1問ごとに4つの質問文があります。その中で、自分に最も近いと思うものを1〜4の中から1つ選びなさい。また、自分から最も遠いと思うものも1〜4の中から1つ選びなさい。

(設問1)

  1. 事前に計画を立てる
  2. 気配りが得意だ
  3. 自分の業績を主張する
  4. あまり自慢話をしない

(設問2)

  1. 物事を途中で投げ出さない
  2. パソコンを扱うのが好きだ
  3. デザインには敏感
  4. 怒りを抑えられる

【意欲(モチベーションリソース)の例題】

1問ごとに4つの仕事環境に関する質問文があります。あなたの日常の仕事場面を想定し、自分が最も重視するものを1〜4の中から1つ選びなさい。また、最も重視しないものも1〜4の中から1つ選びなさい。

(設問1)

  1. 数値による目標が与えられる
  2. 定型的な仕事をする
  3. 1人で行う仕事が多い
  4. 地位の重要性が認められる

(設問2)

  1. 昇進は年功序列である
  2. ゆっくり仕事を行える
  3. チームワークが重要な仕事が多い
  4. あまり上下関係がない

※「玉手箱の性格検査・パーソナリティとは?落ちる?時間は20分?例題や問題内容を無料で紹介」もぜひ参考にしてください。

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玉手箱の練習問題(無料)

玉手箱を導入している多くの企業は

  • 図表の読み取り+論理的読解+性格検査
  • 四則逆算+趣旨判定+性格検査
  • 表の空欄の推測+論理的読解+性格検査

の組み合わせを採用しています。

※詳しくは「玉手箱の種類・パターン12個の内容をすべてご紹介!よくある組み合わせは?」をご覧ください。

なので、ここからは

  • 図表の読み取り
  • 四則逆算
  • 表の空欄の推測
  • 論理的読解
  • 趣旨判定

の練習問題をご紹介していきます。もちろんすべて無料なので、玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ解いてみてください。

【練習問題(図表の読み取り)】

表を見て次の問いに答えなさい。

<R小学校の児童数推移>

児童数
2014年225
2016年269
2018年258
2020年240

2016年のR小学校の児童数を1とすると、2020年の児童数は、およそいくつで表されるか。最も近いものを、以下の選択肢の中から1つ選びなさい。

  • 0.3
  • 0.5
  • 0.7
  • 0.9
  • 1.1

【解答&解説】

「2020年の児童数÷2016年の児童数」を計算すればよいので、240÷269=0.89・・・より、正解は0.9・・・(答)となります。

【練習問題(四則逆算)】

□に入る数値を以下の選択肢から選びなさい。

275の□%=121

275×□÷100=121より、□=(121÷275)×100=0.44×100=44・・・(答)です。

※「玉手箱で計算問題は出る!計算方法やコツ・対前年比の求め方は?」もぜひ参考にしてください。

【練習問題(表の空欄の推測)】

ある高校で修学旅行でどこに行きたいか、生徒にアンケートをとっています。

<アンケート結果>

単位:人2014年2015年2016年2017年2018年
北海道4081516432
大阪府65295222
広島県4558644231
沖縄県5032337256

2018年の大阪府を選んだ人は何人と推測できるか。

  • 45人
  • 54人
  • 63人
  • 72人
  • 81人

【解答&解説】

各年のアンケート結果の合計人数はいつも200人になっています。

よって、正解は200-(32+31+56)=81[人]・・・(答)です。

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【練習問題(論理的読解)】

次の文章を読み、各設問文についてA、B、Cのいずれかにあたるか答えなさい。

「車社会」とは、移動手段が自動車に依存している地域を表す言葉です。高齢者が自動車での移動を強いられる、自動車移動を前提とした都市計画によりいわゆる交通弱者が発生するなどの問題が起きています。特に高齢者は、加齢により運転が難しくなり、ペダルの踏み間違いなどによって交通事故を起こしてしまうこともあります。運転免許の返納を勧められても、車社会の地域では免許を手放すと移動がままならず、生活できません。

こうした問題を解決するため、当社ではデマンドタクシーの取り組みを開始しました。既に各地域で行われていますが、当社は移動範囲を他社のカバーする地域よりも広く設定しており、市内だけでなく隣接する市町村まで利用することができます。利用登録が必要、かつ乗り合いにはなりますが、運賃も通常のタクシーより安くなっているため、普段の買い物などに気軽にご利用いただけます。専用のホームページ、もしくは電話で予約をすると、ご指定の時間、ご指定の場所にお迎えに上がります。ご自宅から好きな目的地に行くことはもちろん、範囲内のお出かけ先からご自宅へのお帰りに乗っていただくことも可能です。

地域の皆様のお力になれるよう、このデマンドタクシーをご用意いたしました。交通手段にお困りの際、お出かけの際には、せひ当社のデマンドタクシーをご利用ください。

出典:『Webテスト攻略問題集』永岡書店

A:文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。

B:文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。

C:問題文の内容だけからでは、設問文は論理的に導けない。

(1)公共交通機関が発達していないと、移動手段が自動車へ依存し車社会になる。

(2)車社会の地域では、運転免許を返納することが難しい。

(3)デマンドタクシーは利用登録をせずとも、予約すれば利用できる。

(4)この会社のデマンドタクシーは、隣接する市町村から自宅まで乗ることもできる。

【解答&解説】

(1)正解はCです。本文に「移動手段が自動車に依存している」との記述はありますが、「公共交通機関が発達していない」という言及はありません。また、「自動車移動を前提とした都市計画」と書かれてはいるが、「公共交通機関」の「発達」との関連は明言されていません。

(2)正解はAです。本文に「車社会の地域では免許を手放すと移動がままならず、生活できません」とあることから、「車社会の地域」で生活するには自動車が必要であるため、「運転免許を返納することが難しい」ことが読み取れます。

(3)正解はBです。本文に「利用登録が必要」という記述があります。また、「専用のホームページ、もしくは電話で予約をすると、ご指定の時間、ご指定の場所にお迎えに上がります」ともあります。これらより、利用登録をしたうえで予約をして利用するものだということが読み取れます。

(4)正解はAです。本文に「範囲内のお出かけ先から御宅へのお帰りに」乗ることができるという記述があります。この「範囲内」がどこまでなのか、本文中を探すと「市内だけでなく隣接する市町村まで」と述べられています。よって、「隣接する市町村から自宅まで来ることもできる」ため、明かに正しいといえます。

車社会

【練習問題(趣旨判定)】

次の文章を読み、続く設問文についてそれぞれA、B、Cを判断して選びなさい。ただし、4つの設問文の中には、AとCにあてはまるものがいずれも1つ以上含まれています。

想起しやすさヒューリスティクスとは、人間が判断するさい、心に思い浮かびやすい類例や記憶の鮮明さに過度に依存してしまうことである。我々は日常生活において、実際の統計的根拠とは無関係に、根拠の薄弱な経験だけに頼りすぎてはいないだろうか。溺れる者がワラをもつかむように、我々は主観的なイメージに頼りがちである。

たとえば、交通事故を考えるときに、我々は航空事故の惨劇をありありと思い浮かべることができる。一九八五年八月十二日夕方、日本航空に3便、東京発大阪行きのジャンポジェットが群馬県多野郡上野村の御巣鷹の尾根に墜落した事故は、今なお人の心を揺さぶり、小説や映画の題材になっている。

しかしながら、実際には、航空事故の頻度は自動車事故の頻度とは比べものにならないくらい低い。事故で怖いのは、頻度からいえば、飛行機ではなく自動車のほうである。それでも、我々は自動車よりも飛行機を危ないものと考えがちである。

これも飛行機事故の想起しやすさからくるバイアスの一種である。

出典:依田高典『行動経済学』中央公論新社

A:筆者の趣旨(もっとも伝えたいこと)が述べられている。

B:筆者はそのことに触れているが、趣旨ではない。

C:この文章とは関係ないことが述べられている。

(1)我々は主観的なイメージで物事をとらえすぎてしまう。

(2)飛行機より自動車のほうが事故を起こしやすい。

(3)我々は思い浮かびやすい経験と統計的根拠を結び付けている。

(4)飛行機事故のイメージは想起しやすさからくるバイアスにより作り出されている。

【解答&解説】

(1)正解はAです。この設問文が本文の趣旨となります。

(2)正解はBです。第3段落に「事故で怖いのは、頻度からいえば、飛行機ではなく自動車のほうである」とあります。しかし、これは筆者が最も訴えたいことの事例を説明する上であげた事実にすぎません。

(3)正解はCです。第1段落で「我々は日常生活において、実際の統計的根拠とは無関係に、根拠の薄弱な経験だけに頼りすぎてはいないだろうか」としています。すなわち、設問文のような考え方に対しては疑問を呈しています。

(4)正解はBです。設問文は「想起しやすさヒューリスティック」の事例として第2、第3段落で述べられています。しかし、これも筆者が最も訴えたいことの例としてあげたものにすぎません。

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今回は玉手箱の問題・例題を全科目紹介していきました。

本記事でご紹介した例題や練習問題の通り、玉手箱は難しいWEBテスト(適性検査)なので、必ず勉強・対策をしてから本番に挑みましょう。

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