玉手箱では計算問題が出題されるので、計算が苦手な人は事前の対策が必須です。
玉手箱は試験時間がかなりタイトなWEBテスト(適性検査)なので、素早い計算能力が求められます。
※「玉手箱とは?対策方法や試験の特徴は?対策いらない?完全解説で就活生・社会人必見!」もぜひ参考にしてください。
本記事では玉手箱を今までに100回以上受検し、日本で一番玉手箱に詳しい自信のある私アキラが、玉手箱の計算問題の例題を使いながら、計算方法やコツ・玉手箱で頻出の対前年比の求め方などについてわかりやすく解説します。
玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。
ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。
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玉手箱で計算問題は出る!例題をご紹介
冒頭でも述べた通り、玉手箱で計算問題は出題される可能性があります。
玉手箱の能力検査では言語・計数・英語が用意されていますが、計数で用意されている科目は以下の3つです。
- 四則逆算(9分で50問)
- 図表の読み取り(35分で40問または15分で29問)
- 表の空欄の推測(35分で35問または20分で20問)
※試験時間と問題数の詳細については「玉手箱の所要・試験時間と問題数を科目別に解説!サンプル問題付き」をご覧ください。
このうち、計算問題に該当するのは四則逆算です。
玉手箱の四則逆算では以下のような問題が出題されます。
【例題】
□に入る数値として正しいものを選択肢の中から1つ選びなさい。
2÷0.2=0.02×□
- 0.5
- 5
- 50
- 500
- 5000
【解答&解説】
2÷0.2=10です。よって、□=10÷0.02=500・・・(答)となります。
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【玉手箱】計算方法とコツは?
玉手箱の四則逆算は四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)を活用した計算問題です。
logやルートなど複雑な計算は登場しません。
なので、玉手箱を受検予定の人は四則演算をしっかりと計算できるようにしておきましょう。
四則演算の計算方法として重要なのは以下の2つです。
- 足し算・引き算よりも掛け算・割り算を先に計算する
- かっこのある式では、かっこの中を先に計算する
それぞれ詳しく解説します(知っている人は飛ばしてOKです)
足し算・引き算よりも掛け算・割り算を先に計算する
例えば、5+6×8という計算問題があったとき、足し算の5+6よりも掛け算の6×8を先に計算します。
よって、5+6×8=5+48=53となります。
左から順番に計算して、5+6×8=11×8=88とするのは間違いなのでご注意ください。
ちなみにですが、足し算・引き算の優先順位は同じです。掛け算・割り算の優先順位も同じです。
例えば、6+7-10という計算問題があったとき、この計算問題は足し算・引き算しか含まれていないので、どこから計算しても問題ありません。
6+7-10=13-10=3としても良いですし、6+7-10=6-3=3としても問題ありません。
6×3÷2など、掛け算・割り算しか含まれていない計算問題も同様です。どこから計算しても問題ありません。
6×3÷2=18÷2=9としても良いですし、6×3÷2=6×1.5=9としても問題ありません。
かっこのある式では、かっこの中を先に計算する
かっこは掛け算・割り算よりも優先順位が高いです。
例えば、(5+9)×4という計算問題を解いてみます。
かっこよりも掛け算を優先すると、(5+9)×4=5+36=41となりますが、これは間違いです。
正しくは、(5+9)×4=14×4=56となりますのでご注意ください。
上記2つは小学校の算数で学習する内容です。
四則演算の基礎となる計算方法なので、必ず理解しておきましょう。
また、玉手箱の四則逆算のコツは以下の4つです。
- 序盤の問題は時間をかけずに解く
- 割り切れる分数は小数に変換する
- 11×11〜19×19までの計算結果を暗記する
- 混乱した場合は勘で回答して次の問題に進む
それぞれの詳細は「玉手箱の四則逆算・四則演算とは?練習問題とコツ!時間足りない人は?ボーダーは?」にまとめているので、気になる人はぜひ参考にしてください。
玉手箱は四則逆算以外でも計算が必要?対前年比の求め方は?
上記でも解説した通り、玉手箱の計数では
- 四則逆算
- 図表の読み取り
- 表の空欄の推測
という3つの科目が用意されています。
※「玉手箱の計数理解(非言語・数学)のコツ!終わらない人続出?例題・練習問題と解答付き!」もぜひ参考にしてください。
特に図表の読み取りは採用している企業が多いので、優先度を高めて対策しておきたいところです。
※「玉手箱の図表の読み取りとは?ボーダーやコツは?時間足りない場合は?練習問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。
図表の読み取り・表の空欄の推測でも計算は必要であり、制限時間もかなり短いので素早く計算を行う能力が必須です。
それぞれの例題は以下の通りです。
【図表の読み取りの例題(制限時間=45秒)】
以下のグラフを見て、問いの答えを下の選択肢の中から1つ選びなさい。
<日本企業の海外への研究費支出額(単位:10億円)>
1986年度の研究費支出額が320億円のとき、対前年比増加率は何%か。
- 25%
- 26%
- 27%
- 28%
- 29%
【解答&解説】
グラフより、1985年の研究費支出額は250億円です。
つまり、研究費支出額は250億円から320億円に増加しているので、対前年比増加率は(320÷250-1)×100=28[%]・・・(答)となります。
対前年比〇〇とは、前年度と比べたときの〇〇のことです。
今回は対前年比増加率なので、前年度と比べたときの増加率を計算すれば良いのです。
増加率の計算は玉手箱の図表の読み取りで頻出なので、必ずできるようにしておきましょう。
AからBにかけての増加率(減少率)は「(B÷A-1)×100」で求めることができます(単位は%)
増加率の計算について詳しく知りたい人は「玉手箱で増加率・伸び率の求め方は必須知識!利用シーンをご紹介」をご覧ください。
【表の空欄の推測の例題(制限時間=1分)】
ある花屋で、花束の見積金額を検討しています。
<見積金額>
Aさん | Bさん | Cさん | Dさん | |
---|---|---|---|---|
チューリップ[本] | 5 | 10 | 0 | 5 |
ガーベラ[本] | 0 | 0 | 15 | 5 |
カスミソウ[本] | 10 | 5 | 0 | 5 |
アネモネ[本] | 5 | 5 | 5 | 5 |
見積金額[円] | 4,000 | 4,250 | 6,000 | ? |
Dさんの見積金額はいくらと推測できるか。以下の選択肢の中から1つ選びなさい。
- 4,500円
- 4,650円
- 4,700円
- 4,750円
- 4,800円
【解答&解説】
花の種類ごとにAさん・Bさん・Cさんの行を横に足していくと、いずれも合計が15本になっていることに気づけるかがポイントです。
求めるDさんはどの花も5本ずつなので、Aさん・Bさん・Cさんの合計本数15本の1/3であることがわかります。
よって、Dさんの見積金額もAさん・Bさん・Cさんの合計金額の1/3であると推測できます。
したがって、答えは(4,000+4,250+6,000)÷3=4,750[円]・・・(答)となります。
※「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」もぜひ参考にしてください。
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今回は玉手箱で出題される計算問題を取り上げました。
四則逆算ではなく図表の読み取り・表の空欄の推測でも素早い計算力は必須なので、玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人は計算スピードを上げる訓練をしておきましょう。