玉手箱対策は1週間で可能!具体的スケジュールを大公開

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玉手箱は難しいと言われているWEBテスト(適性検査)ですが、1週間で対策も可能です。

本記事では玉手箱を今までに100回以上受検・日本一玉手箱に詳しい私アキラが玉手箱の対策を1週間で行うための具体的スケジュールを公開していきます。

玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までご覧ください。

ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば1週間も勉強することなく、限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上もの玉手箱受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。

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玉手箱対策を1週間で行う前に確認すべきこと

玉手箱対策を1週間で行う前に確認すべきことは受検企業の出題科目です。

玉手箱の能力検査の出題範囲は以下の通り、言語=2科目・計数=3科目・英語=2科目となっています。

科目試験時間問題数
論理的読解(言語)25分または15分52問または32問
趣旨判断(言語)10分32問
趣旨把握(言語)12分10問
四則逆算(計数)9分50問
図表の読み取り(計数)35分または15分40問または29問
表の空欄の推測(計数)35分または20分35問または20問
論理的読解(英語)10分24問
長文読解(英語)10分24問
パーソナリティ(性格検査・正式版)約20分68問
パーソナリティ(性格検査・簡易版)特になし30問
意欲(性格検査・正式版)約15分36問
意欲(性格検査・簡易版)特になし36問または48問

※「玉手箱の所要・試験時間と問題数を科目別に解説!サンプル問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。

自分が受検する企業の出題科目を調べる方法ですが、すでに企業から玉手箱の受検案内が送付されている場合は、玉手箱の受検画面にログインしてみてください。

すると、以下のような科目一覧画面が表示されます。

科目一覧画面

科目一覧画面では上記の通り試験時間を確認することができるので、そこから具体的な科目を推測することが可能です。

例えば上記のログイン画面の場合、「計数理解テスト」のテスト時間=35分であることがわかります。

テスト時間(試験時間)=35分の計数は上記の表から「図表の読み取り」または「表の空欄の推測」なので、このうちのどちらかが出題されることがわかります。

※「玉手箱の画面はこれだ!問題画面・ログイン画面は?画像を見せます」もぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、玉手箱を導入している多くの企業は

  • 計数(図表の読み取り)+言語(論理的読解)+性格検査
  • 計数(四則逆算)+言語(趣旨判断)+性格検査
  • 計数(表の空欄推測)+言語(論理的読解)+性格検査

の組み合わせを採用しています。

趣旨把握(言語)と英語を出題する企業はほとんどありませんので、基本的には対策不要です。

※詳しくは「玉手箱の種類・パターン12個の内容をすべてご紹介!よくある組み合わせは?」をご覧ください。

なので、受検企業はまだ決まっていないが、とりあえず玉手箱の対策を1週間で行いたい人は上記の科目を重点的に対策すると良いでしょう。

受検企業は決まっているが、まだその企業から玉手箱の受検案内が来ていない場合は「ONE CAREER」というサイトを活用してその企業の出題科目を調べることをおすすめします(中途採用・転職の場合は「ONE CAREER PLUS」をご利用ください)

「ONE CAREER」ではその企業に実際に応募した人の選考体験談が掲載されており、WEBテスト(適性検査)で出題された科目も掲載されているので非常に便利です。

「ONE CAREER」の画面
出典:ONE CAREER

玉手箱対策を1週間で行うための具体的スケジュール

本記事では、特に出題頻度が高い以下の科目を1週間で対策する具体的スケジュールをご紹介していきます。

※性格検査は与えられた問題に直感で回答すれば良いだけなので、基本的には対策不要です。詳しくは「玉手箱の性格検査・パーソナリティとは?落ちる?時間は20分?例題や問題内容を無料で紹介」をご覧ください。

  • 論理的読解(言語)
  • 図表の読み取り(計数)
  • 表の空欄の推測(計数)

趣旨判断(言語)と四則逆算(計数)は上記3つに比べると出題頻度は低いので、対策優先度は下げて問題ありません。

趣旨判断(言語)の例題や具体的な対策方法を知りたい人は「玉手箱の趣旨判定のコツは?趣旨把握との違いも例題で解説」をご覧ください。

四則逆算(計数)は以下の例題のような計算問題が全部で50問出題されるだけなので、人によっては対策不要です。

ただし、試験時間は9分とかなり短いので、不安な人は玉手箱の問題集などで模擬試験をやってみることをおすすめします。「玉手箱の模擬試験(模試)を受けれるサイト3つと全問題集をご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

※玉手箱対策が1週間でできる筆者おすすめの問題集は後ほどご紹介します。

【例題】

式中の□に入る数値として正しいものを選択肢の中から1つ選びなさい。

□÷6+9=24

  • 10
  • 15
  • 32
  • 45
  • 90

【解答&解説】

□=(24-9)×6=15×6=90・・・(答)となります。

※「玉手箱の四則逆算・四則演算とは?練習問題とコツ!時間足りない人は?ボーダーは?」もぜひ参考にしてください。

1〜2日目

1週間のうちの1日目と2日目は言語の論理的読解に時間を使いましょう。

論理的読解は与えられた長文を読み、設問文が論理的に正しいかどうかを判断する問題です。例題は以下です。

【例題】

次の文章を読み、各設問文についてA、B、Cのいずれかにあたるか答えなさい。

小集団の価値観やルールは、それを批判するメタレベルの価値基準が存在しない現在の状況では、集団メンバーの合意やリーダー格の人間の判断によって、容易にルール変更が生じやすい。そのため、絶えずリーダー格の人間や他のメンヾーの言動に留意し、それなりに調子を合わせる必要性が生じてくる。このような状況下ではもはや集団内で共有されていたもともとの価値への信憑は薄れ、承認を維持することだけが目的化されやすい。集団の価値観を直接信じるというより、みんなが信じるからそれを信じるのであり、その集団の価値を本当は信じていなくとも、あえて「信じるふり」をし、承認を得ようとするのだ。

したがって、リーダーや幹部がその価値観を修正すれば、容易に従来の価値観を捨て、それについていくことになりやすい。結局、集団内の承認のほうが、共有されている価値観よりも重要なのである。

信じるふりをするだけの価値観さえ共有されていない集団や人間関係においては、承認の不安はさらに深刻になる。学校の仲間集団などは、特定の価値観を共有していないことが多いため、より直接的に承認を求めあうグームとなりやすい。友だちと共有している感覚や趣味から逸脱した言動はしない、その趣味が好きなふりをし続ける、といった面はあるのだが、そのような承認の基準は価値観より曖昧で容易に変わりやすい。

また、価値への信憑が存在しない分だけ、承認されることへの執着も大きくなる。信じるものを持たない人間は、何をすれば価値があるのか、価値のある人間として認められるのか、まったく見当のつかない状況に陥りやすい。それに、共有された価値を信じるふりは必要ないが、その分、他者の言動に同調しなければ、承認を維持することが難しくなる。その結果、承認への不安は強くなり、底なしの承認欲求から抜け出せなくなってしまうのだ。

いま多くの人々が、社会の承認という呪縛から解き放たれ、社会の抑圧を感じることもなくなっている反面、身近な人々の承認に固執し、せっかく手にしたはずの自由を自ら手放している。自由の足かせと思われた伝統的な価値観は、それが失われるや否や、強い承認不安を引き起こし、自由と引き換えにしてでも承認を得たい、そう望む人々を生み出している。

しかし、すでに私たちが自由の意識を獲得し、自由への欲望を抱く存在である以上、このようなやり方では自己不全感に陥るのは目に見えている。

出典:山竹伸二『「認められたい」の正体 承認不安の時代』

A:文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。

B:文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。

C:問題文の内容だけからでは、設問文は論理的に導けない。

(1)小集団のリーダーは、集団の帰属目的に対する信憑が薄れたとき、従来の価値観を変更することで集団の存在意義を守ってきた。

(2)価値観を共有していない人間関係においては、承認されているかどうかは重要ではない。

(3)現在では、社会的な抑圧を感じることは少なくなったが、だからといって個人がまったく自由にふるまえるかといえば、そういうわけではない。

(4)現在の状況において、人は自由になりたいと願う反面、身近な人たちからの承認を得るために自我を抑えて奮闘せざるを得ないため、満たされることはない。

【解答&解説】

(1)正解はCです。リーダーがいかにして集団を守ってきたか、といったことについては本文では述べられていません。

(2)正解はBです。本文に「信じるふりをするだけの価値観さえ共有されていない集団や人間関係においては、承認の不安はさらに深刻になる」と記述があり、設問文とは反対のことが述べられています。

(3)正解はAです。本文に「社会の抑圧を感じることもなくなっている反面、身近な人々の承認に固執し、せっかく手にしたはずの自由を自ら手放している」と記載があります。

(4)正解はAです。本文に「私たちが自由の意識を獲得し、自由への欲望を抱く存在である以上、このようなやり方では自己不全感に陥る」と記載があります。

玉手箱の論理的読解を解くためのポイントは以下の3つです。

  • 選択肢A〜Cの意味を事前に理解しておく
  • 設問文を先に読む癖を付ける
  • 時間を意識しながらわからない問題は勘で回答する

※それぞれの詳細については「玉手箱の論理的読解のコツは?具体例で解説!練習問題付き」をご覧ください。

上記のポイントを意識しながら玉手箱の問題集でひたすら問題演習を積みましょう。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

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3〜4日目

3日目と4日目は計数で出題される図表の読み取りの対策を行います。

※「玉手箱の計数理解(非言語・数学)のコツ!終わらない人続出?例題・練習問題と解答付き!」もぜひ参考にしてください。

図表の読み取りは与えられた図や表をもとにして必要な情報を読み取り、用意された設問に答える問題です。例題は以下の通りです。

【例題】

図表を見て次の問いに答えなさい。

<都道府県別の大学の校数、教員数、学生数(平成25年度)>

都道府県学校数[校]教員数[人]学生数[人]
大阪5612,845226,782
東京783177,5402,876,390
愛知5110,484190,583
兵庫426,693126,983
北海道356,83290,431
福岡338,503121,790

教員1人あたりの学生数について、愛知は大阪の何倍か。最も近いものを、以下の選択肢から1つ選びなさい。

  • 0.85倍
  • 0.93倍
  • 1.01倍
  • 1.03倍
  • 1.15倍

【解答&解説】

愛知・大阪それぞれの教員1人あたりの学生数は以下の通りです。

  • 愛知:190,583÷10,484≒18.178[人]
  • 大阪:226,782÷12,845≒17.655[人]

18.178÷17.655=1.0296・・・となるので、正解は1.03[倍]・・・(答)です。

図表の読み取りでは以下10パターンの問題が用意されているので、3日目は前半5個・4日目は後半5個などに分けて対策すると良いでしょう。

  • 割合
  • 割合の比較
  • 増減率
  • 数量
  • 平均
  • 文字式
  • 正誤選択
  • 少し変わった図表の問題
  • 選択肢に「わからない」が登場する問題

また、解き方のポイントは以下の3つです。

  • わからない問題は時間をかけずに勘で回答する
  • 余計な情報に惑わされないようにする
  • 問題を解くために必要な公式を覚える

上記10パターンの例題や3つのポイントについては「玉手箱の図表の読み取りとは?ボーダーやコツは?時間足りない場合は?練習問題付き」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

1週間のうちの3〜4日目は上記3つのポイントを意識した上で、ひたすら問題演習を積みましょう。

5〜6日目

3日目と4日目は計数で出題される表の空欄の推測を対策しましょう。

表の空欄の推測は表の数値から法則性を見つけ、空欄に入る数値を推測する問題です。例題は以下です。

【例題】

ある大学には、政治経済学部と商学部の2つがあり、それぞれの学部の過去4年間の入学志願者数をまとめています。

<入学志願者数の推移>

単位:人2021年2022年2023年2024年
政治経済学部5680835596042960
商学部9074133784744

2023年の商学部の入学志願者数は何人と推測できるか。

  • 14703人
  • 14895人
  • 15108人
  • 15370人
  • 15559人

【解答&解説】

  • 2021年:5680÷9074≒0.62596
  • 2022年:8355÷13378≒0.62453
  • 2024年:2960÷4744≒0.62395

より、「政治経済学部の入学志願者数÷商学部入学志願者数」の計算結果は0.625辺りだと推測できます。

したがって、2023年の商学部の入学志願者数をA人とおくと、9604÷A=0.625が成り立ちます。

A=9604÷0.625≒15366.4となるので、正解は15370人・・・(答)です。

表の空欄の推測は玉手箱の中で最も難しい科目で、以下7パターンの問題が出題されます。

※「玉手箱は難しいので要注意!3時間の勉強で通過する極秘裏ワザをご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

  • 比例
  • 大小
  • 算出式
  • 推移
  • 合計が同じ
  • 積算
  • 列ごとに計算

こちも4日目は前半3個・5日目は後半4個などに分けて対策すると良いでしょう。

解き方のポイントは以下の2つです。

  • 空欄の項目と連動する項目を見つける
  • 計算しやすい数値を使う

上記7パターンの例題と2つのポイントの詳細は「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」をご覧ください。

上記2つのポイントを意識した上で、時間の許す限り問題数をこなしましょう。

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7日目

1週間の最終日は総仕上げとして問題集に掲載されている模擬試験を解きましょう。

時間があまり取れない人は論理的読解と図表の読み取りの模擬試験を行いましょう。

表の空欄の推測よりも図表の読み取りの方が出題頻度が高いので、図表の読み取りを優先的に対策してください。

模擬試験を行う場合は必ず時間を測って問題を解くようにしましょう。

そして、間違えた問題は必ず解答・解説を読んで解き方を理解するようにしてください。

間違えた問題をそのまま放置してしまうと、問題を解いた意味がなくなってしまい、何一つ自分のためになりません。時間を浪費しただけになってしまいます。

模擬試験の時間が取れない人は、1日目〜6日目に勉強した内容で不安が残っているポイントを復習するのもおすすめです。

玉手箱対策が1週間でできる問題集

玉手箱対策が1週間でできる筆者おすすめの問題集は『史上最強 玉手箱&C-GAB 超実戦問題集』です。

筆者も実際に購入してみましたが、1週間で玉手箱の対策をするにはちょうど良いボリューム(全部で255ページ)の問題集です。

史上最強 玉手箱&C-GAB 超実戦問題集

以下の通り、解答&解説は別冊になっているので、使いやすさという観点からも優れた問題集です。

史上最強 玉手箱&C-GAB 超実戦問題集の解答&解説

また、模擬試験もしっかりと用意されているので、上記でご紹介した1週間のスケジュールに沿った玉手箱の対策も可能です。

史上最強 玉手箱&C-GAB 超実戦問題集の模擬試験

『史上最強 玉手箱&C-GAB 超実戦問題集』は2024年4月16日にナツメ社から出版されたかなり新しい玉手箱の問題集です。

解答・解説も丁寧なので、玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ購入してみてください。料金は税込1,650円です。

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今回は玉手箱対策を1週間で行うための具体的スケジュールをご紹介していきました。

玉手箱は試験時間がかなりタイトなWEBテスト(適性検査)なので、対策期間中で時間の短さに慣れておきましょう。

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