皆様は玉手箱とWEBテスト・適性検査の違いを理解してますでしょうか?
※「玉手箱とは?対策方法や試験の特徴は?対策いらない?完全解説で就活生・社会人必見!」もぜひ参考にしてください。
玉手箱とWEBテスト・適性検査の違いは理解しておかないと適切な勉強・対策ができなくなります。
本記事では玉手箱の受検回数=100回超・日本で一番玉手箱を熟知している私アキラが、玉手箱とWEBテスト・適性検査の違いについてわかりやすく解説していきます。
また、玉手箱の対策方法や例題・問題集もご紹介していきます。
玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ最後までお読みください。
ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。
これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。
これは私が100回以上もの玉手箱受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。
興味のある人はぜひ以下のボタンからその方法をチェックしてみてください。
玉手箱とWEBテスト・適性検査の違いとは?
まずは玉手箱とWEBテスト・適性検査の違いとは何かについて解説します。
まず、適性検査とは何かについてですが、適性検査は受検者の学力や性格の特徴などを測定する検査・試験のことです。
適性検査はPC(パソコン)から受検する場合もあれば、ペーパーテストで受検する場合もあります。
続いてWEBテストですが、WEBテストはPCから受検する適性検査のことです。
現在は適性検査といえばWEBテストが主流ですが、中にはWEBテストではなくペーパーテストを採用している企業もあります。
ペーパーテストは企業の会議室やブースなどで実施することが多いので、カンニングや替え玉・代行受検などの不正行為を防止することができるという企業側のメリットがあります。
※適性検査の替え玉・代行受検は犯罪です。詳しくは「玉手箱の代行は犯罪!逮捕者も出ているので絶対にやめておきましょう」をご覧ください。
そして最後の玉手箱ですが、玉手箱はWEBテストの一種となります。
※玉手箱はPCから受検します。ペーパーテスト型の玉手箱はありません。
現在は玉手箱だけでなく、多くのWEBテスト・適性検査があります。例としてはSPIやTG-WEB、CUBICやSCOAなどがあげられます。
※SCOAについて詳しく知りたい人は「SCOA完全攻略サイト」をご覧ください。
玉手箱=WEBテスト・適性検査と勘違いしてしまうと、企業から「選考フローの途中で適性検査(WEBテスト)を受検してください」と言われたときに、何も考えずに玉手箱の勉強・対策をしてしまう恐れがあります。
適性検査は種類によって出題される問題内容がかなり異なります。その企業が用意している適性検査はSPIにも関わらず、玉手箱の対策をしてしまうのは時間の無駄です。
※「玉手箱とSPIの違いは?どっちから勉強?対策本や見分け方・難易度も解説!どっちが難しい?解答集は?」もぜひ参考にしてください。
なので、企業から「選考フローの途中で適性検査(WEBテスト)を受検してください」と言われたときは適性検査の種類(SPI、玉手箱、TG-WEB、CUBICなど)を必ず聞くようにしましょう。
ちなみにですが、企業から適性検査(WEBテスト)のURLがメールなどですでに送付されている場合は、そのURLから適性検査の種類を見分けることができます。
詳しくは「玉手箱のURLの見分け方が1秒でわかる!他のWEBテストの見分け方もご紹介」で解説しているので、気になる人はぜひご覧ください。
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玉手箱(WEBテスト・適性検査)の対策方法を例題で解説
ここからは玉手箱(WEBテスト・適性検査)の対策方法を例題で解説していきます。
※「玉手箱の問題・例題を全科目紹介!練習問題も無料!どんな問題か知りたい人必見」もぜひ参考にしてください。
まず前提として、玉手箱では以下12個の科目が用意されており、試験時間と問題数は以下の通りです。
科目 | 試験時間 | 問題数 |
---|---|---|
論理的読解(言語) | 25分または15分 | 52問または32問 |
趣旨判定(言語) | 10分 | 32問 |
趣旨把握(言語) | 12分 | 10問 |
四則逆算(計数) | 9分 | 50問 |
図表の読み取り(計数) | 35分または15分 | 40問または29問 |
表の空欄推測(計数) | 35分または20分 | 35問または20問 |
論理的読解(英語) | 10分 | 24問 |
長文読解(英語) | 10分 | 24問 |
パーソナリティ(性格検査・正式版) | 約20分 | 68問 |
パーソナリティ(性格検査・簡易版) | 特になし | 30問 |
意欲(性格検査・正式版) | 約15分 | 36問 |
意欲(性格検査・簡易版) | 特になし | 36問または48問 |
※詳しくは「玉手箱の所要・試験時間と問題数を科目別に解説!サンプル問題付き」をご覧ください。
そして、玉手箱を選考フローに導入している多くの企業は
- 計数(図表の読み取り)+言語(論理的読解)+性格検査
- 計数(四則逆算)+言語(趣旨判定)+性格検査
- 計数(表の空欄推測)+言語(論理的読解)+性格検査
の組み合わせを採用しています。
というわけで本記事では、
- 図表の読み取り(計数)
- 四則逆算(計数)
- 表の空欄の推測(計数)
- 論理的読解(言語)
- 趣旨判定(言語)
の対策方法について解説していきます。
※性格検査は与えられた質問に対して直感で回答していけばよいだけなので、対策は不要です。詳しくは「玉手箱の性格検査・パーソナリティとは?落ちる?時間は20分?例題や問題内容を無料で紹介」をご覧ください。
図表の読み取り
玉手箱の計数で出題される図表の読み取りは、与えられた図や表をもとにして必要な情報を読み取り、用意された設問に答える問題です。
※「玉手箱の計数理解(非言語・数学)のコツ!終わらない人続出?例題・練習問題と解答付き!」もぜひ合わせてご覧ください。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
以下の表を見て問いに答えなさい。
<日本の男女比>
年 | 男性[千人] | 女性[千人] |
---|---|---|
2005年 | 62,349 | 65,419 |
2010年 | 62,328 | 65,730 |
2015年 | 61,842 | 65,253 |
2020年 | 61,350 | 64,797 |
2005年の男子の人口を1とすると、2015年の男性の人口は、およそいくつで表されるか。最も近いものを、以下の選択肢から1つ選びなさい。
- 0.79
- 0.89
- 0.99
- 1.09
- 1.19
【解答&解説】
「2015年の男性の人口÷2005年の男性の人口」で、2005年を1としたときの2015年の男性の人口の数値を求めることが可能です。
61,842÷62,349=0.991・・・となるので、正解は0.99・・・(答)です。
図表の読み取りの対策方法は以下の3つです。
- わからない問題は時間をかけずに勘で回答する
- 余計な情報に惑わされないようにする
- 問題を解くために必要な公式を覚える
それぞれの詳細は「玉手箱の図表の読み取りとは?ボーダーやコツは?時間足りない場合は?練習問題付き」で解説しているので、ぜひご覧ください。
四則逆算
計数で出題される四則逆算は以下のような計算問題です。
【例題】
□に入る数値として正しいものを選択肢の中から1つ選びなさい。
9+15×□=25×3-21
【解答&解説】
□=(25×3-21-9)÷15=45÷15=3・・・(答)となります。
四則逆算の対策方法は以下の4つです。
- 序盤の問題は時間をかけずに解く
- 割り切れる分数は小数に変換する
- 11×11〜19×19までの計算結果を暗記する
- 混乱した場合は勘で回答して次の問題に進む
それぞれの詳細は「玉手箱の四則逆算・四則演算とは?練習問題とコツ!時間足りない人は?ボーダーは?」で解説しているので、ぜひご覧ください。
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表の空欄の推測
玉手箱の計数で出題される表の空欄の推測は与えられた表の数値から法則性を見つけ、空欄に入る数値を推測する問題です。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
オーダーメイドスーツ店がスーツの料金を検討しています。
<スーツの料金>
スーツA | スーツB | スーツC | スーツD | |
---|---|---|---|---|
材料費[円] | 5,000 | 6,000 | 8,000 | 10,000 |
作成時間[時間] | 8 | 12 | 13 | 18 |
料金[円] | 29,000 | 42,000 | ? | 64,000 |
スーツCの料金はいくらと推測できるか。
- 43,000円
- 44,000円
- 45,000円
- 46,000円
- 47,000円
【解答&解説】
「作成時間×3,000+材料費=料金」が成り立っていることに気づけるかがポイントです。
- スーツA:8×3,000+5,000=29,000
- スーツB:12×3,000+6,000=42,000
- スーツD:18×3,000+10,000=64,000
になっています。
よって、スーツCの料金は13×3,000+8,000=47,000[円]・・・(答)となります。
表の空欄の推測の対策方法は以下の2つです。
- 空欄の項目と連動する項目を見つける
- 計算しやすい数値を使う
それぞれの詳細は「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
論理的読解
玉手箱の言語で出題される論理的読解は与えられた長文を読み、設問文が論理的に正しいかどうかを判断する問題です。
※「玉手箱の言語のコツは?練習問題・解答も!おかしい・難しいという声もご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
次の文章を読み、各設問文についてA、B、Cのいずれかにあたるか答えなさい。
近年注目されているSDGsについて、知っているだろうか。これは2015年に採択された、2030年までの15年間で世界が達成すべき目標のことで、17の目標と169のターゲットで構成されている。その17ある目標のひとつに「すべての人に健康と福祉を」というものがある。なぜ、世界全体で共有する目標にこのようなものがあるのか、今一度考えてみてほしい。
日本に住んでいる私たちにはあまり実感がないかもしれないが、世界人口の約半数は、病気になっても病院に行けない、病気を防ぐワクチンを接種することができないなど、基本的な医療を受けることができない状態にあるのだ。これは子どもたちにとっても大きな問題で、毎年約560万人の5歳未満の子どもたちが亡くなっており、このうちの約8割は発展途上国に住んでいる。彼らの多くは、水質汚染などによって汚れた水を飲まざるをえないというような、不衛生な環境で生活しているために、健康被害にあい、命を落としている。
このような子どもたちの被害をなくすため、この「すべての人に健康と福祉を」の目標では、13あるターゲットのひとっとして、「2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する」を掲げている。日本に住む私たちも、他人事ととらえずに、世界一丸となって取り組むこれらの目標のため、自分に何ができるのかを考えるべきだろう。
出典:『Webテスト攻略問題集』永岡書店
A:文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。
B:文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。
C:問題文の内容だけからでは、設問文は論理的に導けない。
(1)SDGsには17の目標があり、それぞれに13のターゲットがある。
(2)SDGsの169あるターゲットの1つに「新生児及び5歳未満の予防可能な死亡を根絶する」ことが挙げられている。
(3)発展途上国の約8割では、5歳未満の子どもたちが不衛生な環境に置かれている。
(4)日本に住む人々も、SDGsのために何ができるか考える必要がある。
【解答&解説】
(1)正解はBです。設問文のように、17の目標の「それぞれ」に13のターゲットがあるとすると、17×13=221となり、本文第1段落にある「169のターゲットで構成されている」と合いません。
(2)正解はAです。「新生児及び5歳未満の予防可能な死亡を根絶する」はSDGsの169のターゲットの1つです。
(3)正解はCです。設問文で問われている、発展途上国のうち「5歳未満の子どもたちが不衛生な環境に置かれている」国の数や割合については、本文には記載がありません。
(4)正解はAです。本文最終文に「日本に住む私たちも、他人事ととらえずに、世界一丸となって取り組むこれらの目標のため、自分に何ができるのかを考えるべきだろう」とあります。
論理的読解の対策方法は
- 選択肢A〜Cの意味を事前に理解しておく
- 設問文を先に読む癖を付ける
- 時間を意識しながらわからない問題は勘で回答する
の3つです。それぞれの詳細は「玉手箱の論理的読解のコツは?具体例で解説!練習問題付き」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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趣旨判定
趣旨判定は提示された長文に関する4つの設問を選択肢A・B・Cに振り分ける問題です。
論理的読解よりも出題頻度は落ちます。例題は以下です。
【例題】
次の文章を読み、続く設問文についてそれぞれA、B、Cを判断して選びなさい。ただし、4つの設問文の中には、AとCにあてはまるものがいずれも1つ以上含まれています。
ー説によると、電車内での携帯電話に不愉快な思いをするのは、世界広しといえども日本人だけらしい。他の国の人々はけっこう気にならないという。つまり外国の人々は、”場”の空気や常識といったものをさして重視していないわけだ。もともと、”場”の意識が薄いから、「それどころではない」というのが正直なところだろう。
一方、 日本人には「私たちは共通の場にいるのだから、一人で勝手なことをしないでもらいたい」という意識が強い。伝統的に個人の自由より”場”を重んじてきたため、それが日本人のメンタリティの中核に備わっているのである。
ただし、これは「協調性」とはやや意味合いが違う。特に今の若い世代の場合、とても協調性があるとはいえない。
たしかに同質性には敏感だ。「場の空気を読まなきや」という意識も強い。守るべきマナーは守るし、基本的におとなしい。昭和のおじさん連中にとっては定番だった、居酒屋で酔いに任せて怒鳴り散らすような光景も、あまり見たことがない。
しかし一方で、たとえば新入社員として入った会社で、年齢や立場の違う人と即座に打ち解けられる人も少ない。むしろ協調性に関しては、以前より落ちているのではないかというのが、大方の見方だろう。
彼らが得意なのは、協調することではなく、同質化だ。異端になることを恐れる気持ちが、かなり強く働いているように思われる。結局、それだけ”場”の力学を感受しやすい体質になっているわけだ。
出典:齋藤孝『一瞬で伝える「わかりやすさ」の技術』大和書房
A:筆者の趣旨(もっとも伝えたいこと)が述べられている。
B:筆者はそのことに触れているが、趣旨ではない。
C:この文章とは関係ないことが述べられている。
(1)外国の人々は日本人の”場”の感覚が理解できない。
(2)日本人は伝統的に”場”の空気や常識を重視する性質がある。
(3)若い世代は協調よりも同質化することが得意である。
(4)日本人の”場”の意識が強いのは、協調性が強いことが要因である。
【解答&解説】
(1)正解はCです。第1段落に「外国の人々は、”場”の空気や常識といったものをさして重視していない」とあり、理解できないとまでは書かれていません。
(2)正解はAです。この設問文が本文の趣旨となります。
(3)正解はBです。最終段落に「彼らが得意なのは、協調することではなく、同質化だ」と書かれており、本文の内容と一致しますが、これは若い世代も「”場”の力学を感受しやすい体質になっている」ことを補うものであり、趣旨とはいえません。
(4)正解はCです。第3段落に「協調性」とはやや意味合いが違うことが示されており、この本文とは関係ないことが書かれています。
趣旨判定の対策方法ですが、以下の手順で解くとスムーズに回答できることが多いです。
- 長文の内容の大枠を捉えながら読む
- 比較的見つけやすいAとCが答えになる設問を探す(Aが答えとなるものは必ず1つ・Cが答えとなるものは最低1つある)
- 残った設問をBかCに振り分ける
また、長文を読むときは文末表現に注目しながら読むのもポイントです。
- 「〇〇だ」「〇〇である」などの断定表現
- 「〇〇だが」「しかし」などの逆接表現の後の文
には筆者の主張や趣旨が記載されていることが多いので、この2つには特に注目するようにしましょう。
詳しくは「玉手箱の趣旨判定のコツは?趣旨把握との違いも例題で解説」をご覧ください。
玉手箱(WEBテスト・適性検査)の対策に使える問題集は?
最後に、玉手箱(WEBテスト・適性検査)の対策に使えるおすすめの問題集をご紹介します。
本記事の筆者は以下の通り、2024年時点で販売されている玉手箱の全問題集を購入しました。
すべての問題集に目を通してみた結果、筆者が最もおすすめできる玉手箱の問題集はナツメ社から販売されている『史上最強 玉手箱&C-GAB超実戦問題集』です。
ページ数は全部で255ページあり、解答・解説は以下の通り別冊仕様になっています。
『史上最強 玉手箱&C-GAB超実戦問題集』の特徴は本番の玉手箱で出題される問題の難易度に近い問題がたくさん掲載されていることです。
また、掲載されている問題の内容も本番の玉手箱で出題される問題と非常によく似ています。
玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひとも購入しておきたい1冊です。
※「玉手箱の対策本・問題集・参考書を全冊紹介!ダウンロードできる?おすすめは?ランキングも!」という記事もぜひ合わせてご覧ください。
🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽
今回は玉手箱とWEBテスト・適性検査の違いや玉手箱の対策方法、おすすめの問題集について解説していきました。
玉手箱は難しいWEBテストなので、早めの対策を心がけましょう。