玉手箱が解き終わらない・全部解けない人がやるべきことは?計数・英語・四則逆算など科目別に解説

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玉手箱は問題数に対して試験時間がかなりタイトなWEBテスト(適性検査)なので、解き終わらない・全部解けない人も多いです。

※「玉手箱は時間足りない?適当は?短いとバレる?時間配分や対策時間など完全解説!」もぜひ合わせてご覧ください。

本記事では玉手箱を今までに100回以上受検してきた玉手箱マスターの私アキラが、玉手箱が解き終わらない・全部解けない人がやるべきことについて科目別に解説していきます。

玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上もの玉手箱受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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玉手箱が解き終わらない・全部解けない人は多い!

そもそもですが、玉手箱が解き終わらない・全部解けないのは至って普通のことです。

玉手箱は以下の通り、問題数に対して制限時間がかなりタイトなWEBテスト(適性検査)なので、多くの受検者がすべての問題を解き終わらずに試験終了になっていると思われます。

科目制限時間問題数
論理的読解(言語)25分または15分52問または32問
趣旨判断(言語)10分32問
趣旨把握(言語)12分10問
四則逆算(計数)9分50問
図表の読み取り(計数)35分または15分40問または29問
表の空欄の推測(計数)35分または20分35問または20問
論理的読解(英語)10分24問
長文読解(英語)10分24問
パーソナリティ(性格検査・正式版)約20分68問
パーソナリティ(性格検査・簡易版)特になし30問
意欲(性格検査・正式版)約15分36問
意欲(性格検査・簡易版)特になし36問または48問

※詳しくは「玉手箱の所要・試験時間と問題数を科目別に解説!サンプル問題付き」をご覧ください。

そもそもですが、玉手箱では全部の問題を解こうとしなくても大丈夫です。

玉手箱は比較的難しいWEBテスト(適性検査)なので、多くの企業はボーダーラインを5割程度に設定しています。

※「玉手箱は難しいので要注意!3時間の勉強で通過する極秘裏ワザをご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

※外資系コンサルティング企業や外資系金融企業など、就職・転職難易度が高い企業はボーダーラインを8割など高めに設定している可能性もありますのでご注意ください。

※「玉手箱のボーダー・合格ラインは?正答率目安・何割取ればOK?コンサル業界・中途は?」もぜひ合わせてご覧ください。

つまり、多くの玉手箱受検者にとっては全部の問題を無理に解こうとせず、用意された問題の7〜8割程度の中でどれだけ点数を取れるかが重要です。

無理に全部の問題を解こうとして焦ってしまい、その結果として正答率が下がってしまっては本末転倒です。

また、玉手箱に限らずですが、WEBテスト(適性検査)の受検者の中にはわからない問題(=解法が思い浮かばない問題)に対して多くの時間を使ってしまう人もいます。

玉手箱は特に制限時間がタイトなので、わからない問題はさっさと勘で回答し、次の問題に移るようにしましょう。

※玉手箱では誤謬率が計測されないので、わからない問題はさっさと勘で回答するのが得策です。詳しくは「玉手箱で誤謬率は計測されない!わからない問題は適当に埋めるでOK!」をご覧ください。

玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人は、上記の前提を頭に入れておいてください。

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玉手箱が解き終わらない・全部解けない人がやるべきことは?

玉手箱が解き終わらない・全部解けない人がやるべきことは科目ごとに出題される問題パターンや解き方のコツを知っておくことです。

ここからは、科目別に出題される問題パターンや解き方のコツをご紹介していくので、玉手箱の対策段階からそれらのことを意識していきましょう。

※「玉手箱のコツ・攻略法は?解き方のポイントを科目別に解説!」もぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、英語はほとんどの企業で出題されないので本記事では割愛させていただきます。

また、性格検査は与えられた質問に直感で回答していくだけなので、特に対策は不要です。よって、本記事では割愛させていただきます。

※「玉手箱の性格検査・パーソナリティとは?落ちる?時間は20分?例題や問題内容を無料で紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

四則逆算

四則逆算は最も多くの玉手箱受検者が解き終わらないと感じる科目です。

9分という短い制限時間で50問の問題が用意されています。

例題は以下の通りです。

【例題】

□に入る数値として正しいものを、選択肢の中から1つ選びなさい。

□×7+7×5=119

  • 12
  • 15.5
  • 16.8
  • 18
  • 20.2

【解答&解説】

分配法則の逆より、□×7+7×5=7×(□+5)となります。

よって、7×(□+5)=119より、□+5=119÷7=17となります。

したがって、□=17-5=12・・・(答)となります。

玉手箱の四則逆算では以下5パターンの問題が用意されています。

  • 整数
  • 小数
  • 分数
  • パーセント(%)
  • □が複数個存在

また、四則逆算のコツは以下の4つです。

  • 序盤の問題は時間をかけずに解く
  • 割り切れる分数は小数に変換する
  • 11×11〜19×19までの計算結果を暗記する
  • 混乱した場合は勘で回答して次の問題に進む

上記5つのパターンと4つのコツの詳細は「玉手箱の四則逆算・四則演算とは?練習問題とコツ!時間足りない人は?ボーダーは?」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

図表の読み取り

図表の読み取りは与えられた図表をもとにして必要な情報を読み取り、用意された設問に答える問題です。

以下10パターンの問題が用意されています。

  • 割合
  • 割合の比較
  • 増減率
  • 数量
  • 平均
  • 文字式
  • 正誤選択
  • 少し変わった図表の問題
  • 選択肢に「わからない」が登場する問題

解き方のコツは以下の3つです。

  • わからない問題は時間をかけずに勘で回答する
  • 余計な情報に惑わされないようにする
  • 問題を解くために必要な公式を覚える

図表の読み取りの例題や上記のパターン・コツの詳細は「玉手箱の図表の読み取りとは?ボーダーやコツは?時間足りない場合は?練習問題付き」で解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。

表の空欄の推測

表の空欄の推測は表の数値から法則性を見つけ、空欄に入る数値を推測する問題です。

玉手箱の計数の中で最も難しいと言われているので、必ず事前に対策をしておきましょう。

※「玉手箱の計数理解(非言語・数学)のコツ!終わらない人続出?例題・練習問題と解答付き!」もぜひ参考にしてください。

表の空欄の推測では以下7パターンの問題が出題されます。

  • 比例
  • 大小
  • 算出式
  • 推移
  • 合計が同じ
  • 積算
  • 列ごとに計算

解き方のコツは以下の2つです。

  • 空欄の項目と連動する項目を見つける
  • 計算しやすい数値を使う

表の空欄の推測の例題および上記パターンと解き方のコツの詳細については「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」をご覧ください。

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論理的読解

論理的読解は最も多くの企業が導入している言語の科目です。

※「玉手箱採用企業一覧100選!受けられる企業で練習!ESなしや英語がある企業も」という記事もぜひ参考にしてください。

600文字程度の長文を読み、設問文が論理的に正しいかどうかを判断する問題です。

出題される長文のテーマは人文系や自然科学系・エッセーなどかなり幅広いため、これといったパターンはありません。

玉手箱の論理的読解のコツは以下の3つです。

  • 選択肢A〜Cの意味を事前に理解しておく
  • 設問文を先に読む癖を付ける
  • 時間を意識しながらわからない問題は勘で回答する

論理的読解の例題や上記3つのコツの詳細は「玉手箱の論理的読解のコツは?具体例で解説!練習問題付き」をご覧ください。

趣旨判断

趣旨判断は与えられた長文に関する4つの設問を

  • A:筆者の趣旨(もっとも伝えたいこと)が述べられている。
  • B:筆者はそのことに触れているが、趣旨ではない。
  • C:この文章とは関係ないことが述べられている。

に振り分ける言語の問題です。長文の内容は就活やキャリア関係のものが多くを占めています。

※「玉手箱の言語のコツは?練習問題・解答も!おかしい・難しいという声もご紹介」もぜひ参考にしてください。

趣旨判断は趣旨判定とも呼ばれています。

問題の難易度は先ほどご紹介した論理的読解よりも易しいです。

趣旨判定は以下の手順で解くとスムーズに回答できます。

  • 長文の内容の大枠を捉えながら読む
  • 比較的見つけやすいAとCが答えになる設問を探す(Aが答えとなるものは必ず1つ・Cが答えとなるものは最低1つある)
  • 残った設問をBかCに振り分ける

また、長文を読むときは文末表現に注目しながら読むのもポイントです。

  • 「〇〇だ」「〇〇である」などの断定表現
  • 「〇〇だが」「しかし」などの逆接表現の後の文

趣旨判定の例題や上記の詳細については「玉手箱の趣旨判定のコツは?趣旨把握との違いも例題で解説」をご覧ください。

趣旨把握

趣旨把握は近年、ほとんど出題されることがなくなった科目ですが、念のため取り上げておきます。

趣旨把握は提示された長文の趣旨(=筆者の訴えに最も近いもの)を4つの選択肢から選ぶ問題です。

例題を1問解いてみましょう。

※「玉手箱の問題・例題を全科目紹介!練習問題も無料!どんな問題か知りたい人必見」もぜひ参考にしてください。

【例題】

次の文章を読み、筆者の訴えに最も近いものを4つの選択肢から1つ選びなさい。

今日、日本人の生活の中で季節感が喪失しつつあり、それが日本人の文化的・美的センスを弱体化させていることは残念だが事実のようだ。

日本人は本来、無常に流れていく四季折々の季節に敏感であって、そこに日本的文学としての俳句が生まれた。中でも季語という捉え方は極めて貴重な文化的遺産である。しかし今日、工アコンによる住環境の温度調整や野菜などのハウス栽培により、1年を通じて季節感が薄れてきている。季節感が喪失することは人間の持っている感動性をも薄くしてしまう。

エアコンなどは、確かに一時的、短期的には厳しい暑さや寒さから解放してくれるが、本来日本人は四季折々の環境条件の中で生きてきたことを考えると、季節感がなくなっていくことは生活そのものが単調になることを意味している。人間というものは思い出を持って死んでいく生き物であって、その思い出が単調になって情緒もなくなっていくとすれば、憧れや感動すら弱まっていく。

日本人は四季折々の変化を文化的に高めてきたわけであり、茶道ーつをとっても四季の味わいをいかに楽しむか、ということが基本になっており、季節に応じた茶室の掛け軸や茶器などを賛美することで観察眼を高め、全体レベルを高めてきた。

何よりも日本の住宅そのものが有機質であり、 それ自体が季節に応じて息をする存在であった。 人間という有機的生命体が有機質の住宅の中でお互いに息をし合いながら生存している光景は、いずれにしても「無常観」の形成に大きな役割を果たしている。

出典:『Webテスト 最強問題集』大和書房
  1. 日本人は四季折々の変化を自然に感じ、それを文化的に高めてきた。
  2. 季節の喪失感により、日本人の文化的・美的センスは弱体化している。
  3. 人間は思い出を持って死んでいく生き物だから、四季の変化はとても大切なものである。
  4. 温暖化による異常気象が日本人の繊細な季節感をも狂わせる結果になっている。

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。2以外の選択肢を詳しくみていきます。

1=第4段落に「日本人は四季折々の変化を文化的に高めてきたわけであり」とは書かれていますが、一般的な事実として述べているに過ぎず、筆者の最も訴えたいことではありません。

3=「四季の変化はとても大切である」のではなく、四季の変化を敏感に感じ取ることが大切で、その季節感が喪失しつつあることを危惧しています。

4=温暖化による異常気象については本文に記載がありません。

趣旨把握では、本文の最後のほうに趣旨が含まれている可能性が高いです。上記でご紹介した論理的読解や趣旨判定よりも文章量が多いので、解き終わらないと感じたときは本文の最後の部分だけを読み、近い選択肢を選ぶのも1つの手段です。

🔽 本にも載ってない極秘情報 🔽

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今回は玉手箱が解き終わらない・全部解けない人がやるべきことについて解説していきました。

玉手箱はしっかりと対策して本番に臨まないとなかなか点数が取れないWEBテスト(適性検査)です。

就活生や転職活動中の社会人は余裕を持って対策しておきましょう。

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