玉手箱は何分?制限時間が80分・35分・90分・15分の科目は?

玉手箱の制限時間が何分か気になっている人も多いのではないでしょうか?

玉手箱の制限時間には80分・35分・90分・15分など様々な説があります。

本記事では玉手箱を今までに100回以上も受検し、日本で一番玉手箱に詳しい自信のある私アキラが玉手箱は何分なのか?制限時間が80分・35分・90分・15分の科目は何か?について解説していきます。

玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。

これさえあれば限りなく少ない努力で内定に大きく近づきます。

これは私が100回以上もの玉手箱受検を通して生み出した、どの本にも載っていない超コスパの良い究極の勉強法です。

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玉手箱は何分?制限時間が80分・35分・90分・15分の科目は?

玉手箱の科目ごとの制限時間は以下の通りです。

問題の種類所要時間(試験時間)問題数
論理的読解(言語)25分または15分52問または32問
趣旨判断(言語)10分32問
趣旨把握(言語)12分10問
四則逆算(計数)9分50問
図表の読み取り(計数)35分または15分40問または29問
表の空欄の推測(計数)35分または20分35問または20問
論理的読解(英語)10分24問
長文読解(英語)10分24問
パーソナリティ(性格検査・正式版)約20分68問
パーソナリティ(性格検査・簡易版)特になし30問
意欲(性格検査・正式版)約15分36問
意欲(性格検査・簡易版)特になし36問または48問

※「玉手箱の所要・試験時間と問題数を科目別に解説!サンプル問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。

ちなみにですが、玉手箱を導入している多くの企業は

  • 計数(図表の読み取り)+言語(論理的読解)+性格検査
  • 計数(四則逆算)+言語(趣旨判断)+性格検査
  • 計数(表の空欄推測)+言語(論理的読解)+性格検査

の組み合わせを採用しています。

※「玉手箱採用企業一覧100選!受けられる企業で練習!ESなしや英語がある企業も」という記事もぜひ参考にしてください。

言語で論理的読解と趣旨判断の2科目が出題されたり、計数で図表の読み取りと表の空欄の推測の2科目が出題されるといったことはありません。

言語・計数・英語はそれぞれ1科目のみが出題されます。

※英語に関しては出題しない企業が多いので対策優先度は低くして問題ありません。詳しくは「玉手箱の英語は難しいので無理?答えはある?翻訳アプリや過去問・ボーダーは?完全解説!」をご覧ください。

性格検査はパーソナリティと意欲の2科目が出題されるケースもあります。

※「玉手箱の性格検査・パーソナリティとは?落ちる?時間は20分?例題や問題内容を無料で紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

上記をもとに、制限時間が80分・35分・90分・15分のケースについてそれぞれ見ていきます。

80分

制限時間=80分となるケースは

  • 【言語】論理的読解(25分)
  • 【計数】図表の読み取りまたは表の空欄の推測(35分)
  • 【性格検査】パーソナリティ(約20分)

です。

出題傾向としては表の空欄の推測よりも図表の読み取りを出題する企業の方が多いです。

それぞれの例題は以下の通りです。

※言語の論理的読解の例題は後ほどご紹介します。「玉手箱の問題・例題を全科目紹介!練習問題も無料!どんな問題か知りたい人必見」もぜひ参考にしてください。

【表の空欄の推測の例題】

ある大学で、最近5年間の法学系科目の履修者を集計しています。

<履修者数の推移(単位:人)>

5年前4年前3年前2年前1年前
民法9077635459
商法47607483

1年前の商法は何人だと推測できるか。

  • 65人
  • 72人
  • 78人
  • 80人
  • 83人

【解答&解説】

民法と商法の履修者を合わせると、すべての年で137人となります。

よって、1年前の商法は137-59=78[人]・・・(答)です。

※「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」もぜひ合わせてご覧ください。

【図表の読み取りの例題】

以下の表を見て次の問いに答えなさい。

<ASEAN主要4ヶ国の自動車販売台数(2000年)>

国名1〜8月うち8月
インドネシア323,492台37,277台
タイ456,822台68,883台
マレーシア285,045台52,800台
ベトナム145,689台19,601台
合計1,211,048台178,561台

マレーシアの1〜7月のひと月あたりの自動車販売台数の平均はおよそいくらか。最も近いものを以下の選択肢から1つ選びなさい。

  • 28,490台
  • 29,437台
  • 30,582台
  • 33,178台
  • 40,745台

【解答&解説】

マレーシアの1〜7月の自動車販売台数は285,045-52,800=232,245[台]です。

よって、1〜7月のひと月あたりの平均は232,245÷7=33,177.85・・・となるので、正解は33,178台・・・(答)です。

※「玉手箱の図表の読み取りとは?ボーダーやコツは?時間足りない場合は?練習問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。

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35分

制限時間=35分となるケースは

  • 【言語】論理的読解(15分)
  • 【計数】表の空欄の推測(20分)

または

  • 【性格検査】パーソナリティ(約20分)
  • 【性格検査】意欲(約15分)

のどちらかです。

前者は能力検査(言語・計数)のみで性格検査なし、後者は能力検査なしで性格検査のみとなります。

企業によっては能力検査の結果を重要視していないため、性格検査のみを受検させるところもあるのです(逆も然り)

論理的読解(言語)とパーソナリティ(性格検査)の例題は以下の通りです。意欲(性格検査)の例題は後ほどご紹介します。

※「玉手箱の言語のコツは?練習問題・解答も!おかしい・難しいという声もご紹介」もぜひ参考にしてください。

【論理的読解の例題】

次の文章を読み、各設問文についてA、B、Cのいずれかにあたるか答えなさい。

「記号」(single)というのはソシュールが定義して使い始めた術語です。私たももふだんとくに気にせずに「何かのしるし」という広い意味で「記号」ということばを使っていますが、ソシュールの定義はもう少し厳密です。「あるしるしが何かを意味すること」、これがいちばん広義の「記号」の定義ですが、「あるしるしが何かを意味する」場合にはいろいろな水準があるからです。

例えば、「空いっぱいの黒雲」は「嵐」のしるしです。しかし、これはソシュールの定義では「記号」には含まれません。というのは、「空いっぱいの黒雲」と「嵐」のあいだには、自然的な因果関係があるからです。「稲妻」と「雷鳴」や、「あくび」と「眠気」も同様です。いずれも自然な関係によって結ばれていて、人間の作った制度が介在する余地がありません。これは「徴候」(indice)と呼ばれます。

トイレの入り口には、そこが紳士用であることを示す「しるし」として「スーツを着た人型の紺色のシルエット」が描かれていることがあります。(そういう場合は、反対側のドアには「スカートをはいた人型の赤色のシルエット」が描かれているのがふつうです。)この看板も「あるしるしが何かを意味する」ことに変わりはありませんが、やはり「記号」とは呼ばれません。これは「象徴」(symbole)と呼ばれます。

「象徴」と「記号」は似ていますが別のものです。というのは、「象徴」は、それが指示するものと、どんなにわずかであれ、何らかの現実的な連想で結ばれているからです。(現に多くの男性サラリーマンは「紺色のスーツ」を着用しています。)「てんびん」は「裁きの公正」の「象徴」ですが、これは「てんびん」の「軽重を測定する」という機能が「裁き」を連想させることで成り立つ結びつきです。「てんびん」の代わりに「やかん」を持ってきて、裁判所の前に掲げても「象徴」としては機能しません。象徴は「何でもいい」というわけにはゆかないのです。

一方、トイレのドアに書いてある「紳士用」という文字、これこそが「記号」です。この文字と、「男性はここで排泄を行う」という生活習慣の間には「人為的な取り決め」以外のいかなる自然的結びつきも存在しないからです。

この場合の「しるし」は言語共同体ごとにすべて違います。(英語圏ではGentle-man、フランス語圏ではHommesと表記されますが、ご覧のとおり、まったく別の「しるし」です。)それに、「男性はここで排泄を行うべし」という習慣だって、よくよく考えてみれば、世界中すべての集団にあるとは限りません。(排泄の場所に性別ではなく「大人か子供か」「体重六十キロ以上か以下か」「肉食家かべジタリア か」といった区別を設けている集団だったあるかも知れません。)

出典:内田樹『寝ながら学べる構造主義』

A:文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。

B:文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。

C:問題文の内容だけからでは、設問文は論理的に導けない。

(1)私たちがふだん広い意味で使っている「記号」ということばには、徴候は含まれない。

(2)てんびんが裁きの公正さを象徴するものでいられるのは、てんびんの機能にそれを連想させる要素があるからである。

(3)象徴が意味する結びつきは、同じ言語共同体の構成員同士でないと共有できない。

(4)「紳士」という文字と実際の紳士との間には、徴候や象徴にみられるような結びつきはない。

【解答&解説】

(1)正解はBです。本文には「『何かのしるし』という広い意味で「記号」ということばを使っています」とあり、そのうえで、しるしの例として、徴候や象徴をあげています。

逆に言えば、徴候や象徴は私たちが普段から使っているしるしの1つであるが、ソシュールの定義による記号には含まれてないということです。

(2)正解はAです。本文に「『てんびん』の『軽重を測定する』という機能が『裁き』を連想させることで成り立つ」とあります。

(3)正解はCです。本文に「『しるし』は言語共同体ごとにすべて違います」とありますが、これは紳士・Gentleman・Hommesのことであり、紺色のシルエットのことではありません。

(4)正解はAです。紳士に対してなぜ「紳士」という言葉があてはめられているのかというと、そこに明確な答えはありません。人間社会がそう決めたからというしかありません。これこそが、筆者のいう「人間の作った制度」であり「人為的な取り決め」です。

※「玉手箱の論理的読解のコツは?具体例で解説!練習問題付き」もぜひ参考にしてください。

【パーソナリティの例題】

1問ごとに4つの質問文があります。その中で、自分に最も近いと思うものを1〜4の中から1つ選びなさい。また、自分から最も遠いと思うものも1〜4の中から1つ選びなさい。

(設問1)

  1. 数字で示された資料を用いるのが得意だ
  2. 決断は早い方である
  3. 独自性がある
  4. 相手の議論の弱点をすぐに見抜ける

(設問2)

  1. 新しい方法をすぐ思いつく
  2. 大きな成果には大きな報酬があるべきだ
  3. パソコンを扱うのが好きだ
  4. 細かいところにも注意を払う

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90分

制限時間=90分となるケースは

  • 【言語】論理的読解(25分)
  • 【計数】図表の読み取りまたは図表の読み取り(35分)
  • 【英語】論理的読解または長文読解(10分)
  • 【性格検査】パーソナリティ(約20分)

です。玉手箱で最長の制限時間となるので高い集中力が必要です。

玉手箱の英語の例題は以下の通りです。

【論理的読解(英語)の例題】

Read the next and choose the best description for each of the question that follow.

In packages of food at supermarkets, plastic flowers and leaves are widely used. On the other hand, food served at high-class traditional Japanese restaurants, is served with genuine leaves and flowers that are indispensable for a beautiful display.

There is a successful town, called “Leaves Town”, that has paid attention to this and collects and ships seasonal leaves which add colors to the food. This small town of about 1500 people, has abundant nature, but lacks major industrial properties. But, the nature has brought industry to the town, which has created a big impact on the economy.

The town and its local companies pooled their money to make a company. This company has contracts with local residents, who get orders by fax to gather maple and bamboo leaves and pine needles to be delivered to the company. Most workers are senior women. They are physically active gathering leaves. And they operate personal computers for management, such as checking how much the prices of their own products are and planning on the amount to deliver to the company next time.

In this town, 50% of the residents are senior citizens over 65 years old and there are many residents over 80. However, medical costs in the Leaves Town are lower than the average among towns with similar size. It can be assumed that doing business can be something to live for, it generates motivation to make an effort and creates a big impact on their mental health.

This is a bright and very instructive case for Japan, where the aging of the population progresses and the number of senior citizens in need of assistance increases. As many as 4000 people visit this town annually to learn about its success.

出典:『5日でできる!WEBテスト玉手箱必勝トレーニング』高橋書店

A:The statement is patently TRUE or follow logically, given the information or opinions contained in the passage.

B:The statement is patently UNTRUE or the opposite follow logically, given the information or opinions contained in the passage.

C:YOU CANNOT SAY whether the statement is true or logically, without further information.

(1)The products of the Leaves Town is mainly used in the foods of supermarkets.

(2)The smaller a town is, the more widely PC are spread.

(3)Working has a good effect on older people’s health.

【解答&解説】

本文の日本語訳は以下です。

スーパーマーケットで売られている食品には、プラスチックの花や葉が広く使われている。一方で、日本の伝統ある高級料亭で出される料理には、美しい盛り付けのために、本物の葉や花が欠かせない。

このことに注目し、食べ物に彩りを添える季節の葉を集めて出荷し、成功して「葉っぱの町」と呼ばれている町がある。人口1500人くらいの小さな町で、豊かな自然はあるが、大きな産業は不足している。しかし、自然が、町に大きな経済効果を生む産業をもたらした。

町と地元企業が、会社を設立するため資金を調達した。この会社は地元住民と契約を結び、契約者はFAXで注文が入るとモミジ、笹の葉、松葉などを集めて会社に届ける。この仕事の従事者はほとんどが高齢の女性であり、元気に活動的に葉っぱ集めに取り組んでいる。そして、PCを操作して、彼らの商品がいくらで売れているのか、次に会社に届けるにはどのくらいの量が必要かなどを調べている。

この町では、住民の50%が65歳以上の高齢者で、80歳以上も多い。しかし、この町の医療費は同じくらいの規模の他の町の平均と比べても低く抑えられている。ビジネスをすることで生き甲斐が生まれ、意欲をもって努力することが精神面での健康に大きな影響を与えていると考えられる。

このことは、高齢化が進み、援助を必要とする高齢者が増えている日本において、明るく、示峻的な事例だ。この町の成功を学ぶため、年間4000人以上の人々がこの町を訪れている。

選択肢の日本語訳は以下の通りです。

A:本文の情報または主張から、設問に書かれている内容は論理的に導けるか、明らかに正しい。

B:本文の情報または主張から、設問に書かれている内容は論理的に導くと本文と反対のことが書かれているか、明らかに間違っている。

C:さらに情報がなければ、 設問に書かれている内容が正しいか間違っているか、または論理的に導けるかどうかは言うことができない。

(1)正解はBです。設問文の日本語訳は「葉っぱの町の商品はスーパーマーケットの食品で主に使われている」です。

(2)正解はCです。設問文の日本語訳は「町が小さければ小さいほど、PCは広く浸透する」です。

(3)正解はAです。設問文の日本語訳は「働くことは高齢者の健康にとっていい影響がある」です。

【長文読解(英語)の例題】

以下の英語の文章を読んで、設問に適する解答を1〜5の選択肢から選びなさい。

Wheat is an important crop in the United States, and its seeds are used for making bread, pasta, and other foods. It has been the country’s main food grain since the 18th century. Wheat production in the United States, however, has faced challenges throughout its history. During the late 18th century, many types of wheat were attacked by diseases and insects that came from Europe. One type of wheat called purple straw wheat, though, was able to resist these dangers, and for a long time, it was the best choice for many farmers to plant.

Purple straw wheat seeds can be used to make whiskey or produce soft and delicious flour that is good for making cakes and bread. It has been grown since the 18th century, especially in the southern United States. What made purple straw wheat particularly important was its ability to survive winter weather. Unlike other types, purple straw wheat could be planted in late autumn and harvested in early spring. This meant that it avoided summer diseases and insects. As a result, purple straw wheat continued to be widely grown until the mid-20th century.

In the 1960s, scientists developed new types of wheat by mixing the genes of existing ones. These new types produced more seeds per plant and were better able to resist diseases. By using modern farming technology, chemicals that kill insects, and these new types of wheat, farmers could produce large quantities of wheat seeds more cheaply than before. Although flour from purple straw wheat is tastier and healthier, this type of wheat almost completely went out of use.

Some researchers wanted to bring back purple straw wheat. However, its seeds were not easy to obtain because there were only a few sources. The researchers finally managed to get a few grams of purple straw wheat seeds and planted them at Clemson University in South Carolina. They have been gradually increasing the amount of wheat that they can produce, although it is still not enough to make and sell flour. Many chefs, bakers, and whiskey makers are looking forward to being able to use purple straw wheat in their products.

(1)What happened in the late 18th century in the United States?

  1. Farmers developed a type of wheat that produced better flour.
  2. Diseases and insects that affected wheat plants arrived from overseas.
  3. A lack of wheat meant that it had to be imported from Europe.
  4. People started to use grains other than wheat to make bread.

(2)What was one reason that purple straw wheat was better than other types of
wheat?

  1. It could be grown during the coldest part of the year.
  2. It could be used to make new kinds of foods and drinks.
  3. It could survive the hot summers in the southern United States.
  4. It could grow in fields that had low-quality soil.

(3)Why did people stop growing purple straw wheat in the 20th century?

  1. It was not suitable for use with modern farming technology.
  2. Scientists created types of wheat that gave greater numbers of seeds.
  3. People wanted to buy flour that tasted better and was healthier.
  4. Chemicals that kill insects destroyed many purple straw wheat plants.

【解答&解説】

本文の日本語訳は以下の通りです。

小麦はアメリカでは重要な作物であり、その種子はパンやパスタなどの食品に使われる。18世紀以来、同国の主要食糧穀物である。しかし、米国における小麦生産は、その歴史を通じて困難に直面してきた。18世紀後半、多くの種類の小麦がヨーロッパから入ってきた病気や害虫に襲われた。しかし、紫麦わら小麦と呼ばれる小麦の一種は、これらの危険に抵抗することができ、長い間、多くの農家が植える最良の選択であった。

紫麦わら小麦の種は、ウイスキーの原料や、ケーキやパン作りに適した柔らかくて美味しい小麦粉を作るのに使うことができる。18世紀以来、特にアメリカ南部で栽培されてきた。紫麦わら小麦が特に重要視されたのは、冬の天候に耐える能力である。他の品種とは異なり、紫麦わら小麦は晩秋に植え付け、早春に収穫することができた。そのため、夏の病気や害虫を避けることができた。その結果、紫麦わら小麦は20世紀半ばまで広く栽培され続けた。

1960年代、科学者たちは既存の小麦の遺伝子を混ぜ合わせて新しいタイプの小麦を開発した。この新種の小麦は、一株により多くの種子を生産し、病気にも強くなった。近代的な農業技術、昆虫を殺す化学薬品、そしてこれらの新しいタイプの小麦を使うことで、農家は以前よりも安く大量の小麦の種子を生産できるようになった。紫麦わら小麦の小麦粉はより美味しく健康的だが、このタイプの小麦はほとんど使われなくなった。

紫麦わら小麦を復活させたいと考える研究者もいた。しかし、その種子を入手するのは容易ではなかった。研究者たちはようやく数グラムの紫麦わら小麦の種子を入手し、サウスカロライナ州のクレムソン大学に植えた。小麦粉を作って販売するにはまだ不十分だが、彼らは徐々に生産できる小麦の量を増やしている。多くのシェフやパン職人、ウイスキーメーカーが、紫麦わら小麦を製品に使えるようになるのを心待ちにしている。

(1)正解は2です。設問文の日本語訳は「18世紀後半、アメリカで何が起こったか?」です。

各選択肢の日本語訳は以下です。

  1. 農民たちは、より良い小麦粉を生産する小麦の種類を開発した。
  2. 小麦に影響を与える病気や昆虫が海外からやってきた。
  3. 小麦が不足したため、ヨーロッパから輸入しなければならなくなった。
  4. 人々は小麦以外の穀物を使ってパンを作るようになった。

(2)正解は1です。設問文の日本語訳は「紫麦わら小麦が他の小麦よりも優れている理由のひとつは何だったか?」です。

各選択肢の日本語訳は以下です。

  1. 1年で最も寒い時期に栽培できる。
  2. 新しい種類の食べ物や飲み物を作るのに使える。
  3. 米国南部の暑い夏にも耐えられる。
  4. 質の悪い土壌の畑でも育つ。

(3)正解は2です。設問文の日本語訳は「なぜ20世紀になって紫麦わら小麦の栽培が行われなくなったのか?」です。

各選択肢の日本語訳は以下です。

  1. 現代の農業技術には適していなかった。
  2. 科学者たちは、より多くの種子を得ることができる小麦の種類を作り出した。
  3. 人々はよりおいしく、より健康的な小麦粉を買い求めた。
  4. 昆虫を殺す化学薬品が、多くの紫麦わら小麦の植物を破壊した。

15分

制限時間=15分となるケースは

  • 【言語】論理的読解のみ(15分)
  • 【計数】図表の読み取りのみ(15分)
  • 【性格検査】意欲のみ(約15分)

のいずれかです。かなり稀なケースとなります。

意欲(性格検査)の例題は以下です。

【意欲の例題】

1問ごとに4つの仕事環境に関する質問文があります。あなたの日常の仕事場面を想定し、自分が最も重視するものを1〜4の中から1つ選びなさい。また、最も重視しないものも1〜4の中から1つ選びなさい。

(設問1)

  1. 落ち着いて仕事をする
  2. 調和を重んじる
  3. 大きな目標を持つ
  4. 競争が激しい

(設問2)

  1. 利益を出すことを強く求められる
  2. 成績が収入に反映される
  3. 社会的に貢献している仕事である
  4. 地位の重要性が認められる

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今回は玉手箱は何分なのか?制限時間が80分・35分・90分・15分の科目は何か?について解説していきました。

玉手箱は制限時間がかなり短いので、素早く問題を解く練習を日頃から積んでおきましょう。

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