玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です

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玉手箱の計数では表の空欄の推測という問題が出題される可能性があります。

※「玉手箱の計数理解(非言語・数学)のコツ!終わらない人続出?例題・練習問題と解答付き!」もぜひ参考にしてください。

表の空欄の推測は玉手箱の科目の中で最も難しいので事前の勉強・対策は必須です。

本記事では玉手箱を今までに100回以上受検し、日本トップレベルに玉手箱を熟知している私アキラが、玉手箱の表の空欄の推測とは何かついて例題で解説した後、何割の得点が必要なのかや導入企業・コツなども取り上げます。

玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ参考にしてください。

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【玉手箱】表の空欄の推測とは?7パターンを例題で解説

玉手箱の計数で出題される表の空欄の推測は表の数値から法則性を見つけ、空欄に入る数値を推測する問題です。

電卓と計算用紙の使用は認められています。

※「玉手箱は電卓・計算機禁止?おすすめは?スマホ電卓はなし?自宅受検はあり?」もぜひ合わせてご覧ください。

表の空欄の推測は玉手箱の科目の中で最も難しいので、必ず対策をしておきましょう。

※玉手箱の科目の詳細については「玉手箱の種類・パターン12個の内容をすべてご紹介!よくある組み合わせは?」をご覧ください。

表の空欄の推測では以下7パターンの問題が出題されます。

  • 比例
  • 大小
  • 算出式
  • 推移
  • 合計が同じ
  • 積算
  • 列ごとに計算

それぞれの詳細について例題で解説していきます。

比例

表の中に比例の関係が存在しています。

【例題】

ある営業会社で、商品の今月末までの営業成績を集計している。

<商品の契約件数>

単位:件AさんBさんCさんDさんEさん
訪問件数160220200240
契約件数2433302736
契約目標件数2535303340
先月契約件数2230292837

Dさんの契約件数は何件と推測できるか。

  • 30件
  • 32件
  • 36件
  • 40件
  • 42件

【解答&解説】

「契約件数=訪問件数×0.15」という法則性があります。

よって、Dさんの契約件数は27÷0.15=180[件]・・・(答)となります。

大小

ある項目の大小関係をもとにあてはまる選択肢を選びます。

【例題】

あるアパレルショップで、5つの店舗の7月の売上実績をまとめている。

<7月の売上実績>

A店B店C店D店E店
売上目標[万円]820720774846750
売上実績[万円]730623685768
従業員数[人]1615241820

E店の売上実績はいくらと推測できるか。

  • 603万円
  • 618万円
  • 654万円
  • 690万円
  • 700万円

【解答&解説】

売上実績が623→685→730→768と小さいものから順に、その店の売上目標が同じ順番で大きくなっています。

E店の売上目標=750はB店とC店の売上目標の間の数値なので、E店の売上実績はB店の623とC店の685の間であることがわかります。

それに該当するのは選択肢の中では654万円・・・(答)のみです。

算出式

いくつかの項目を利用して算出式を作ります。

【例題】

あるアクセサリーメーカーでは、5つの工房で製品を作っている。

<工房別出荷額>

A工房B工房C工房D工房E工房
製造費[万円]380410390540450
従業員数[人]765109
出荷額[万円]4,5804,0103,3906,540

E工房の出荷額はいくらと推測できるか。

  • 5,360万円
  • 5,460万円
  • 5,680万円
  • 5,850万円
  • 6,120万円

【解答&解説】

C工房の製造費は390で出荷額は3,390と、「390」が一致していることに注目します。

また、D工房についても製造費は540で出荷額は6,540より、「540」が一致しています。

出荷額から製造費を引いて従業員数で割ると、どちらも600になります。

よって、「出荷額=製造費+600×従業員数」という算出式が成り立っていると推測できます。

したがって、E工房の出荷額は450+600×9=5,850[万円]・・・(答)となります。

推移

増減の推移に法則性があります。

【例題】

2つの映画館の利用者数の推移について調べている。

<映画館の利用者数>

単位:千人1995年2000年2005年2010年2015年
映画館A10020075250400
映画館B1809024072

2015年の映画館Bの利用者数は何千人と推測できるか。

  • 40千人
  • 45千人
  • 48千人
  • 50千人
  • 52千人

【解答&解説】

利用者数は映画館Aが増える年は映画館Bが減っています。逆に、映画館Aが減る年は映画館Bが増えています。

1995年から2000年にかけて、映画館Aの利用者数は2倍になっており、映画館Bは180÷2=90[千人]になっています。

1995年から2005年にかけて、映画館Aの利用者数は0.75倍になっており、映画館Bは180÷0.75=240[千人]になっています。

同様に考えて、1995年から2015年にかけて映画館Aの利用者数は4倍になっているので、映画館Bは180÷4=45[千人]・・・(答)であることが推測できます。

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合計が同じ

いくつかの項目の合計が常に同じになります。

【例題】

ある喫茶店で、コーヒーの平均売上個数を調べている。

<コーヒーの売上個数>

1〜2月3〜4月5〜6月7〜8月9〜10月11〜12月
アイスコーヒーの価格[円]130130135140140130
アイスコーヒーの個数[個]253225483629
ホットコーヒーの価格[円]150145145130130140
ホットコーヒーの個数[個]3528352431

7〜8月のホットコーヒーの売上個数は何個と推測できるか。

  • 10個
  • 11個
  • 12個
  • 13個
  • 14個

【解答&解説】

どの月も「アイスコーヒーの個数+ホットコーヒーの個数=60」になっていることに気づければすぐに回答できます。

7〜8月のホットコーヒーの売上個数=60-48=12[個]・・・(答)です。

積算

個別に単価や作業量が決まっています。

【例題】

ある工場で、チームごとの製造個数についてまとめている。

<商品Xの製造個数>

チームAチームBチームCチームDチームEチームF
入社3年未満のスタッフ[人]357278
入社3年以上のスタッフ[人]10617101413
製造個数[個]4,0006,10013,7003,50011,900

チームFの製造個数は何個と推測できるか。

  • 11,700個
  • 11,800個
  • 11,900個
  • 12,000個
  • 12,100個

【解答&解説】

チームAとDの違いは入社3年未満のスタッフ1人です。

よって、4,000-3,500=500[個]が入社3年未満のスタッフ1人あたりの製造個数であると推測できます。

また、チームCとEの違いは入社3年以上のスタッフ3人です。

よって、13,700-11,900=1,800[個]が入社3年以上のスタッフ3人(=17-14)での製造個数であると推測できます。

つまり、入社3年以上のスタッフ1人あたりの製造個数は1,800÷3=600[個]となります。

したがって、チームFの製造個数は8×500+13×600=4,000+7,800=11,800[個]・・・(答)となります。

列ごとに計算

「ある列の項目の値を2倍にすると、別の項目の値と同じになる」といった法則性があります。

【例題】

ある貸衣装店で、衣装レンタルのセット料金を検討している。

<衣装レンタルのセット料金表>

AセットBセットCセットDセットEセットFセット
アフタヌーンドレス[着]011011
アワーグラスドレス[着]102111
イブニングドレス[着]000111
エプロンドレス[着]000001
料金[円]8,00012,00019,00030,00035,000

Dセットの料金はいくらと推測できるか。

  • 17,500円
  • 17,800円
  • 18,000円
  • 18,200円
  • 18,300円

【解答&解説】

EセットからBセットを引くと、衣装の内訳がDセットと同じになります。

内訳が同じなら当然料金も同じです。よって、答えは30,000-12,000=18,000[円]・・・(答)となります。

表の空欄の推測ができない・難しい理由は?コツは?

以上で表の空欄の推測の例題をご紹介しましたが、難しいと感じた人も多いのではないでしょうか?

※「玉手箱は難しいので要注意!3時間の勉強で通過する極秘裏ワザをご紹介」もぜひ合わせてご覧ください。

多くの人が表の空欄の推測ができない・難しいと感じる理由は法則性を見つけ出すのに時間がかかるからです。

表の空欄の推測のコツは主に以下の2つです。

  • 空欄の項目と連動する項目を見つける
  • 計算しやすい数値を使う

それぞれ詳しく解説します。

※「玉手箱のコツ・攻略法は?解き方のポイントを科目別に解説!」もぜひ参考にしてください。

空欄の項目と連動する項目を見つける

表の空欄の推測では多くの列・行が存在しますが、答えを導くのに必要な項目は一部であることが多いです。

なので、空欄の項目の値に関係がある項目を素早く見つけることが重要となります。

関係がある項目を見つける方法として王道なのは、空欄の項目を小さい順に見ていき、同じ順番になる項目を探すというものです(上記でご紹介した「大小」の例題など)

表の空欄の推測が難しいと感じる人は、まずは上記を疑ってみることをおすすめします。

計算しやすい数値を使う

表の中には法則性を見つけやすいキリのいい数字が用意されていることが多いです。

表の空欄の推測ではこのような数字を見つけて上手く活用できると時間短縮に繋がります。

キリのいい数字の見つけ方は数字の下3〜4桁に注目することです。

例えば上記でご紹介した「算出式」の例題では、C工房の製造費は390で出荷額は3,390と、下3桁の「390」が一致していることに注目し、そこから法則性を見つけています。

意外と便利なテクニックなので、玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ知っておきましょう。

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【玉手箱】表の空欄の推測の試験時間と問題数は?

表の空欄の推測の試験時間と問題数は

  • 35分で35問
  • 20分で20問

のどちらかです。多くの企業は35分で35問のパターンを導入しています。

※「玉手箱の所要・試験時間と問題数を科目別に解説!サンプル問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。

用意されたすべての問題を解くには、単純計算で1問1分のペースで回答しなければなりません。

表の空欄の推測は玉手箱の中でも特に難しい科目なので、試験時間内にすべての問題を解くには十分な対策が必要です。

そこで意識して欲しいのは、玉手箱では誤謬率が測定されないということです。

誤謬率とは回答に占める間違いの割合のことです。つまり、玉手箱では正解した問題数をもとにして採点が行われます。

※詳しくは「玉手箱で誤謬率は計測されない!わからない問題は適当に埋めるでOK!」をご覧ください。

なので、表の空欄の推測に関わらずですが、玉手箱ではわからない問題が出題されたときは時間をかけず勘で即回答して次の問題に進むのが得策です。

玉手箱でわからない問題に時間をかけるのは非常にもったいないです。

解法が思いつきそうな問題にだけしっかりと時間を使う癖を付けましょう。

表の空欄の推測は何割取ればいい?導入企業は?

繰り返しにはなりますが、表の空欄の推測は難しい科目なので、5〜6割程度の得点が取れればボーダーは突破できる可能性が高いでしょう。

しかし、コンサル業界や広告業界・外資系金融業界など就職・転職難易度が高い業界に属している企業はボーダーを8〜9割などに設定しているケースもありますのでご注意ください。

※「玉手箱のボーダー・合格ラインは?正答率目安・何割取ればOK?コンサル業界・中途は?」もぜひ合わせてご覧ください。

表の空欄の推測を導入している有名企業の例としては以下があげられます。

  • みずほ銀行
  • アクセンチュア
  • 三井住友カード
  • NTT東日本
  • 川崎汽船
  • 三井住友ファイナンス&リース
  • 千代田化工建設
  • オリックス
  • SMBC日興証券
  • 日本総研

※「玉手箱採用企業一覧100選!受けられる企業で練習!ESなしや英語がある企業も」という記事もぜひ参考にしてください。

【玉手箱】表の空欄の推測の練習問題

最後に表の空欄の推測の練習問題を2問ご用意しました。

本番の玉手箱で出題される問題の難易度に近い練習問題なので、玉手箱を受検予定の就活生や転職活動中の社会人はぜひ解いてみてください。

【練習問題1】

ある社員寮の光熱費を調査している。

<社員寮の光熱費>

2010年2011年2012年2013年2014年
電気代[万円]31.438.234.940.435.8
ガス代[万円]10.211.314.611.511.9
水道代[万円]28.026.027.229.2
入居者数[人]7065687375

2014年の水道代はいくらと推測できるか。

  • 29.9万円
  • 30.0万円
  • 30.1万円
  • 30.2万円
  • 30.3万円

【解答&解説】

水道代と入居者数に注目すると「水道代÷入居者数=0.4」という算出式が成り立っていることがわかります。

よって、2014年の水道代は75×0.4=30.0[万円]・・・(答)となります。

【練習問題2】

ある家庭用OA機器販売会社で、サイト別アクセス数を集計している。

<2020年上半期アクセス数の推移>

単位:件1月2月3月4月5月6月
サイトA42,00045,30044,40047,90048,00048,500
サイトB31,50032,50034,50038,50046,500
サイトC21,40024,60035,00028,40032,00036,850

6月のサイトBのアクセス数は何件と推測できるか。

  • 52,500件
  • 55,500件
  • 56,400件
  • 60,500件
  • 62,500件

【解答&解説】

サイトBは

  • 1月から2月にかけて+1,000
  • 2月から3月にかけて+2,000
  • 3月から4月にかけて+4,000
  • 4月から5月にかけて+8,000

と増加していることがわかります。

よって、5月から6月にかけては+16,000増加すると推測できるので、答えは46,500+16,000=62,500[件]・・・(答)となります。

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今回は玉手箱の表の空欄の推測について解説していきました。

表の空欄の推測はノー勉で挑むとボロボロの点数になる可能性が高いので、必ず勉強・対策をしてから受検するようにしましょう。

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