玉手箱で空欄補充は出る?結論出ません!出るWEBテスト・適性検査は?

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「玉手箱の言語で空欄補充問題が出題されることはあるのだろうか?」という疑問を持っている人もいますが、本記事のタイトルの通り、玉手箱で空欄補充問題が出題されることはありません。

※「玉手箱の言語のコツは?練習問題・解答も!おかしい・難しいという声もご紹介」もぜひ参考にしてください。

今回は玉手箱を日本一熟知している玉手箱マスターの私アキラが、玉手箱と空欄補充の関係について解説した後、空欄補充が出題されるWEBテスト(適性検査)をご紹介していきます。

ちなみにですが、玉手箱にはたった3時間の勉強で玉手箱が通過してしまう勉強法があります。

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玉手箱で空欄補充は出題されない!

冒頭でも解説した通り、玉手箱の言語で空欄補充問題が出題されることは絶対にありません。

玉手箱の言語では

  • 論理的読解
  • 趣旨判断
  • 趣旨把握

のいずれかが出題されます。

上記3つはすべて以下のような長文問題であり、空欄補充が問題が出題されることはありません。

【論理的読解の例題】

次の文章を読み、各設問文についてA、B、Cのいずれかにあたるか答えなさい。

雄略天皇が自分に求婚しにやって来たのを見て、春日の袁杼比売は岡の辺りに隠れてしまった。天皇は歌を詠み、「多くの金すき(金属製のすき)があれば、岡を掘り起こして娘を探し出そうものを」と言って嘆げいたという。この話の少しあとに、袁杼比売が天皇に酒を奉り、二人はたがいに歌を詠みあったという意味の記述がある。そう記述することによって、天皇は結果的に袁杼比売を獲得することができたと語ったのだろう。

この伝説に見られるように、男の求婚を女が一度は「否び」、そしてどこかに「隠ぶ」、という一連のモチーフがあった。そのモチーフに、「印南」の別嬢に景行天皇が求婚したという話が結び付いて成立したものが、「なびつま島」の伝説なのである。

別嬢の飼っている犬が、別嬢が逃げて行った島に向かって吠えたので、天皇は彼女がその島にいることを知ったという話は、設定にやや無理があると感じられる。ここに出ている「犬(いぬ)」もまた「印南」「否び」の二語と類似する音韻をもつ語だから、やはり二語からの音韻的な連想によって話のなかに入り込んだものだと考えてよさそうである。「印南」「否ぶ」「犬」などには語頭にイがあり、「隠ぶ」にはそれがないが、音韻面で完全に一致する語どうしでなくても、類似の音韻をもつ語どうしであれば、一方から他方へ連想がはたらいた。こうした連想を反映するのは、まさに「古代のロがたり」の顕著な特徴である。

無文字の時代、つまりものごとを口から耳へというかたちで伝達するロ承の時代では、語り手の発することばがすべてである。話の聞き手は、自分が実際に耳にした語り手のことばから、さまざまなことを連想し想像する。語り手の口から出てくる印象の強いことばは、聞き手の耳にずっと残り続ける。そして、聞き手の脳裏では、一つのものから次々と連想が発展していくということが起こる。その結果、同じ聞き手があとで話を人に語り聞かせる時には、自分が連想し想像したものを話のなかに取り込んでいくことになる。ロ承の世界は、聞き手・語り手の連想・想像がきわめて活発にはたらく世界なのである。

出典:『Webテスト 最強問題集』大和書房

A:文脈の論理から明らかに正しい。または正しい内容を含んでいる。

B:文脈の論理から明らかに間違っている。または間違った内容を含んでいる。

C:問題文の内容だけからでは、設問文は論理的に導けない。

(1)口承の伝達には、伝承に関わった人々の連想が反映されている。

(2)口承では、聞き手・語り手によって話が変化してしまうため、文字による伝達の方が正解で良い。

(3)「なびつま島」の伝説に登場する「犬」のエピソードは、文字に起こされたときに加わった。

(4)印象の強いことばを使うことが、伝承が長く生き残るための鍵となっている。

【解答&解説】

(1)正解はAです。第4段落を通して設問文の内容が記載されています。

(2)正解はCです。最後の文に「ロ承の世界は、聞き手・語り手の連想・想像がきわめて活発にはたらく世界なのである」と書かれていますが、「文字による伝達の方が正確で良い」とは書かれていません。

(3)正解はBです。「なびつま島」の伝説に登場する犬のエピソードは第3段落に書かれており、その最後の文に「こうした連想を反映するのは、まさに「古代のロがたり」の顕著な特徴である」とあります。

つまり。「なびつま島」の話は口承によるものであることがわかります。

(4)正解はCです。「印象の強いことば」についての記述は第4段落に登場しますが、伝承が長く残るための鍵となっているとは書かれていません。

※「玉手箱の論理的読解のコツは?具体例で解説!練習問題付き」もぜひ合わせてご覧ください。

玉手箱に限らずですが、WEBテスト(適性検査)を受検予定の就活生や転職活動中の社会人は自分が受検するWEBテストの出題範囲を事前にしっかりと把握してから勉強・対策をするようにしましょう。

出題されない問題の勉強・対策をするのは時間のムダでしかありません。

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空欄補充が出題されるWEBテスト(適性検査)は?例題もご紹介

空欄補充問題が出題される有名なWEBテスト(適性検査)は以下の3つです。

  • SPI
  • TG-WEB
  • CUBIC

それぞれのWEBテストで出題される空欄補充問題の例題は以下となります。

【SPIの例題】

文中の空欄に入る最も適切なものを選びなさい。

我々はメディアのことを「ニュースを伝達してくれる装置」だと考えている。しかし、実際にはメディアは「情報を過剰に伝えないための装置」である。正確に言うと、【 】ニュースを排除するために報道機関は存在しているのである。

  1. 真っ当な
  2. 不必要な
  3. 不正確な
  4. 不誠実な
  5. 興味のない
  6. 影響力のない

【解答&解説】

「情報を過剰に伝えない」ために【 】ニュースを排除するので「不必要な」である2・・・(答)が正解です。

※「玉手箱とSPIの違いは?どっちから勉強?対策本や見分け方・難易度も解説!どっちが難しい?解答集は?」もぜひ参考にしてください。

【TG-WEBの例題】

次の文章で、空欄に入る言葉として適切なものはどれか。

本というのは最も古い情報伝達システムではあるけれども、それだけに限界もある。読み手が、印刷された黒点を活字化された言葉として受けとる、言いかえるとその内包するものを頭の中に生きた記号、あるいは映像として再生させる能力がなければ、それは何1つ訴える力がないということである。映画やテレビならば、こちらが何をしないでも映像を与えてくれるし、音楽は音を聞かせてくれる。つまり人が完全な受動的状態にいても働きかけてくるが、書物だけはそうはいかない。こちらが能動的状態になって能力を働かせないと、向うからは何も訴えてこない。そこが映画やテレビや音楽と違うところで、読書という行為は人間の【 】を要求する、つまり高等なメディアなのだ。

出典:『生きることと読むこと』中野孝次、講談社現代新書
  1. 情報伝達能力
  2. 暗記能力
  3. 能動的能力
  4. 受動的能力
  5. 記憶能力

【解答&解説】

映画やテレビ、音楽は受けとる側にとって受動的なメディアだが、本は読む側が能動的状態になって能力を働かせる必要があると本文で述べられています。

これを言い換えたものとしてあてはまるのは3・・・(答)の「能動的能力」です。

【CUBICの例題】

以下の文章の空欄部分に入れる語句として最も適切なものはどれか。

彼女の機嫌を【 】ような発言をしてしまった。

  1. 試す
  2. 損ねる
  3. 下げる
  4. 固める
  5. 図る
  6. ゆがめる

【解答&解説】

正解は2・・・(答)です。「損ねる」には人の気持ちを傷つけるという意味があります。

玉手箱の計数では表の空欄の推測問題が出題される

ちなみにですが、玉手箱の計数では表の空欄の推測という問題が出題されることがありす。

表の空欄の推測問題は与えられた表の空欄にあてはまる数値を選択肢の中から回答する問題です。

※詳しくは「玉手箱:表の空欄の推測とは?できない人続出!何割必要?導入企業は?難しいのでコツが必要です」をご覧ください。

空欄補充=空欄を補充する問題と定義すれば、表の空欄の推測問題も空欄補充問題の一種といえるでしょう。

表の空欄の推測問題の例題は以下です。

※「玉手箱の問題・例題を全科目紹介!練習問題も無料!どんな問題か知りたい人必見」もぜひ参考にしてください。

【例題】

あるイベントの出席人数と開催費用を計算しています。

<イベントの出席人数と開催費用>

出席人数[人]3035404550
開催費用[円]32,50035,95039,40042,850

50人出席したときの開催費用はいくらと推測できるか。

  • 46,200円
  • 46,300円
  • 46,400円
  • 46,550円
  • 46,600円

【解答&解説】

出席人数が5人増えるごとに開催費用は3,450円増加していることがわかります。

よって、答えは42,850+3,450=46,300[円]・・・(答)となります。

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今回は玉手箱で空欄補充問題が出題されるのかについて解説していきました。

まとめると、

  • 言語で空欄補充問題が出題されることは絶対にない
  • 計数では表の空欄の推測問題が出題される可能性がある

となります。

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